サンディエゴ・パドレスは、週末に控えた地元でのロサンゼルス・ドジャースとのシリーズを前に、サンフランシスコ・ジャイアンツを相手に3連勝を達成した。
その第2戦、現地20日(水)のゲームでは打線が爆発し、パドレスはジャイアンツを8-1で破った。打線を牽引したのはギャビン・シーツ(2本塁打)とマニー・マチャド、ライアン・オハーンのホームラン攻勢だった。
マチャドにとっては8月最初のホームランだった。打った後、マチャドは一塁に向かう間、試合前にアドバイスをくれたダグアウトの選手を指さした。その相手は多くの人が予想しなかった人物だった。
Manny Machado deposits one into the bullpen for his 21st home run of the season! pic.twitter.com/pQNhH6WPOA
— MLB (@MLB) August 21, 2025
マチャドにアドバイスを与えた意外な選手は?
『MLBネットワーク』のジョン・モロシ氏は試合後、マチャドが指さし、3回に打ったホームランについて感謝を表した選手は、メジャーリーグ(MLB)13年のキャリアを持つベテラン投手、ダルビッシュ有だと報じた。
「マニー・マチャドは、3回にホームランを打った後、ダルビッシュが試合前にくれたバッティングのアドバイスに感謝するためにベンチを指さしたと語った」とモロシ氏は報じた。
「ダルビッシュは自分がこれまで一緒にプレーした中で最も賢いチームメイトの一人だとマニーは言った」
Manny Machado told me he pointed into the Padres dugout after his 3rd inning home run to thank Yu Darvish for the hitting advice he’d shared before the game. Manny said Darvish is one of the smartest teammates he’s ever had. @MLBNetwork
— Jon Morosi (@jonmorosi) August 21, 2025
マチャド自身もMLBで長年にわたり活躍してきたベテラン選手で、ダルビッシュ以外にも多くの選手からアドバイスを受けていただろう。しかし今回はダルビッシュがベンチから、攻撃面でチームに貢献してみせた。
トレードデッドライン以降、マチャドはスランプに陥っていた。
マチャドはこの試合まで18試合連続でホームランなし、その期間の打率は打率.293、OPS.603だった。ダルビッシュのアドバイスは効果的だったようで、マチャドは7月29日以来の初ホームランを放ち、3-0とリードを拡げた。
ダルビッシュがどのようなアドバイスをしたのかは明かされていないが、投手目線で相手投手の配球や打者有利なカウントでのアプローチについてアドバイスしたのではないかと推測されている。
翌21日のゲームではホームランこそ出なかったものの、2安打3打点をマークし、マチャドはスランプを乗り越えようとしている。このホームランは再び軌道に乗る一打となるかもしれない。そうなれば、週末に控えるドジャースとの大一番に向けて絶好のタイミングと言える。
原文:Padres' Manny Machado thanks unlikely player for hitting advice
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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