5月29日はニューヨーク・ヤンキースの歴史にとって特別な1日だ。
30年前の1995年5月29日、デレク・ジーターという1人の若者が野球界で最も勝利を挙げてきたフランチャイズであるヤンキースでメジャーリーグ・デビューを果たした。そこから先は歴史が物語る通りだ。
ヤンキースは負傷したトニー・フェルナンデスに代わってジーターをメジャーリーグに昇格させた。そしてジーターはデビュー戦となったシアトルでのマリナーズとのシリーズで3本のヒットをマークした。
MLBの公式Xアカウントは29日(木)、その記念すべき日の映像をX(旧Twitter)に投稿した。
On this date in 1995, Derek Jeter made his MLB debut for the Yankees in Seattle 👏
— MLB (@MLB) May 29, 2025
In his first big league series, the future Yankees captain would pick up the first 3 of his 3,465 career hits and the first of his 1,311 career RBI 🫡 pic.twitter.com/3oWkAoapAk
(1995年の今日、ヤンキースのデレク・ジーターがシアトルでMLBデビューを果たした。最初のシリーズで、未来のヤンキースのキャプテンは通算3,465安打のうちの3本のヒットを記録し、通算1311打点の最初に1打点を挙げた🫡))
ジーターはそこから3,465本のヒットを積み重ね、伝説的なキャリアを築き上げた。
その間には数え切れないほどの思い出深い瞬間がある。「ザ・フリップ」や「ミスター・ノベンバー」、数々のワールドシリーズ制覇のリング、3,000本安打達成のホームラン、最終試合でのサヨナラ安打など、ジーターの歴史的瞬間は枚挙にいとまがない。
The Flip: https://t.co/qcGvApwjgf #TBT pic.twitter.com/W8ZfPPIZb5
— MLB (@MLB) October 13, 2016
19 years ago, Derek Jeter became Mr. November. pic.twitter.com/D34im8FMSu
— MLB (@MLB) November 1, 2020
ジーターはメジャー昇格時すでに有望選手として知られていたが、当時の状況は今とはまるで異なっていた。
あの頃にはトッププレイヤーたちのスキャンダルを伝える動画がソーシャルメディアにあがることもなければ、幾つものウェブサイトで選手の情報を集めることもできなかった。メジャーリーグに昇格してきた選手たちは、今よりもずっとミステリアスな存在だった。
そんな謎の存在からジーターはヤンキース史上最も偉大なキャリアの一つを描き出していった。すべては30年前の今日始まった。
原文:MLB makes special Derek Jeter announcement on Yankees historic date
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- ヤンキースのアーロン・ジャッジがワールドシリーズ後のドジャースの選手たちのトラッシュトークに言及
- 今週末アーロン・ジャッジが2年前に故障を負ったドジャー・スタジアムのライトの守備へ
- 山本由伸、佐々木朗希、今永昇太ら日本人投手の次回登板予想
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?