2025年のMLBシーズンは、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属するロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズを制して幕を閉じた。そんなドジャースを含めた30チームは、2026年シーズンに向け動き始めた。打倒ドジャースへ向け、補強を加速させている。
そのなかで注目を集めるのが、日本からポスティングシステムを利用して移籍予定の村上宗隆(ヤクルト)や岡本和真(巨人)だ。スラッガー候補として獲得に動く球団は複数あるだろう。加えて、すでにMLBに所属している日本人選手の動向にも注目が集まる。手術やリハビリの進捗、契約延長の可能性、トレードの噂など、オフのニュースは多岐にわたる。ここでは、村上や岡本を含めた日本人選手の移籍・契約・リハビリ・去就に関する最新情報を整理していく(随時更新)。
MLB日本人選手動向
| 選手名 | 2025年最終所属 | 契約状況 |
|---|---|---|
| 大谷翔平 | ドジャース | ドジャース(2024年-2033年) |
| 山本由伸 | ドジャース | ドジャース(2024年-2035年) |
| ダルビッシュ有 | パドレス | パドレス(2023年-2028年) |
| 松井裕樹 | パドレス | パドレス(2024年-2028年) |
| 千賀滉大 | メッツ | メッツ(2023年-2027年)※2028年はオプション |
| 今永昇太 | カブス | FA→QO提示 |
| 鈴木誠也 | カブス | カブス(2022年-2026年) |
| 吉田正尚 | レッドソックス | レッドソックス(2023年-2027年) |
| 菊池雄星 | エンゼルス | エンゼルス(2025年-2027年) |
| 小笠原慎之介 | ナショナルズ | ナショナルズ(2025年-2026年) |
| 菅野智之 | オリオールズ | FA |
| 前田健太 | ヤンキース傘下 | FA |
ポスティング制度申請者
| 選手名 | 2025年最終所属 | 申請状況 |
|---|---|---|
| 髙橋光成 | 西武 | 手続き開始正式表明 |
| 村上宗隆 | ヤクルト | 期限は12月23日AM7:00まで |
主な契約状況(時系列)
※日本時間
2025年11月8日:村上宗隆がポスティング開始
MLB公式サイトによると、村上宗隆(ヤクルト)のポスティング申請が受理され、交渉が11月8日(土)午後10時から可能となる。交渉期間は45日となっており、終了は12月23日(火)午前7時まで。
2025年11月7日:今永昇太にカブスがQO提示
カブスが今永昇太にQO(クオリファイング・オファー)を提示した。
※日本時間11月19日までにクオリファイング・オファーを受け入れた選手は、2202万5000ドル(約33億円)で契約することになる。オファーを受け入れなかった選手はFAのままで、新チームと契約した場合、元のチームはドラフト指名権の補償を受け取ることになる。
2025年11月5日:髙橋光成がポスティングでMLB移籍へ
西武が髙橋光成投手のポスティングを申請することを発表した。
2025年11月5日:ダルビッシュ有が来季全休を発表
ダルビッシュ有(パドレス)が、2度目のトミー・ジョン手術を受けることを発表。2027年シーズンの復帰を目指すことが決まった。
2025年11月4日:今永昇太がFAに
カブスが今永昇太との契約延長オプションを破棄、今永も選手オプションを辞退。結果としてFAとなった。
2025年11月2日:菅野智之が選手会発表のFAリスト入り
MLB選手会がフリーエージェント(FA)選手のリストを公示し、菅野智之(オリオールズ)がリストに入った。
2025年10月22日:岡本和真がポスティングでMLB移籍へ
巨人が岡本和真内野手のポスティングを申請することを発表した。岡本も会見を行い「厳しい世界だと分かっている。そういうのも承知の上で勝負したい」と意気込んだ。