「今の状況では難しい」ドジャース・ロバーツ監督、コペックの扱いに困る!? 佐々木朗希との入れ替えもあり得るか

柴田雅人 Masato Shibata

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ロサンゼルス・ドジャースを率いるデイブ・ロバーツ監督は、精彩を欠く投球が続いているタナー・スコットに対して度々信頼を示している。一方、スコットと同じくブルペンの一角を担うマイケル・コペックについては扱いに困っているようだ。米メディア『クラッチポインツ』が報じている。

コペックは昨季途中にトレードでドジャースに加入すると、同年オフに1年520万ドル(約7億6900万円)で新たに契約を結んだ。迎えた今季は右肩のインピンジメント症候群により開幕から故障者リスト(IL)に入っていたが、6月上旬のメジャー復帰後は8登板、5ホールド、防御率0.00と好投を見せていた。

ところが、7月初旬に右膝炎症を理由に再びIL入りすると、直後に右膝半月板損傷の手術を受けたこともあり、9月上旬まで約2か月離脱。さらに、復帰後は6登板、1ホールド、防御率6.75と、離脱前に比べて防御率が大幅に悪化。4イニングで与四球9、暴投2を記録するなど、制球力を著しく欠いている状況だ。

同メディアによると、ロバーツ監督は日本時間19日(現地時間18日)のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦後、『ジ・アスレチック』のファビアン・アルダヤ記者に対し「コペックが怪我をしているのかどうかはわからない。肩かもしれないし、肘かもしれない。彼は膝の手術から復帰したばかりで、明らかに投球のリズムを合わせるのに苦労している」と、コペックの現状についてコメント。

さらに、「コペックのことは好きだ。彼が全力を尽くしているのは分かっている。だが、私にとって重要なことは、試合に勝たなければいけないということだ。守備陣にプレーする機会を与えなければいけない。ストライクを投げることが難しく、安定していない。今の状況では難しい問題だと思う。現状では選手たちは――これまで十分なサンプルを見てきたから、今は最も信頼できる選手たちでいくしかない。それが今の私の考えだ」と、制球難が目立つ現状では起用に難しさが生じているという旨を口にしたという。

ドジャースは綻びが生じているブルペンのテコ入れ策として、大谷翔平や佐々木朗希の配置転換も浮上している。佐々木については同19日、3Aで日米通じて初のリリーフ登板に臨み1回無失点、被安打0、与四球1、2奪三振に抑えているが、今後の展開によってはコペックと佐々木の入れ替えが起こる可能性もゼロではないかもしれない。

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柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。