日本人スラッガーを巡ってニューヨークのバトルが勃発する可能性が出てきた。
ニューヨーク・ヤンキースは長い間、村上宗隆の移籍先として噂されてきたが、ここに来てメッツも村上獲得に乗り出したようだ。
メッツの編成本部長、デビッド・スターンズ氏は12日(火)に日本を訪れ、村上のプレーを観戦した。
New York Mets PBO David Stearns at Meiji Jingu tonight to see Munetaka Murakami https://t.co/pI4W7lNGAu
— Yakyu Cosmopolitan (@yakyucosmo) August 12, 2025
(ニューヨーク・メッツの編成本部長デビッド・スターンズが明治神宮球場で村上宗隆をチェック)
村上は2025年の日本プロ野球(NPB)シーズン終了後に獲得可能となる見込みだ。彼は2022年に56本塁打を放ち、日本人選手のリーグのシーズン本塁打記録を保持しているスター選手だ。
『The Athletic』のジム・ボウデン氏は村上について次のように書いている。
「村上はMLBで.打率240から.260、30本塁打を打てるパワーを秘めている。三塁手としての守備は平均以下だが、一塁手としては十分だ。また、今シーズンはキャリア初となるレフト(編集部注:実際はライト)でもプレイしている」
これまではずっとNPBのヤクルト・スワローズでプレーしてきた村上は現在25歳で、年齢的にはこれから絶頂期に向かおうとしているところだ。
NPBでの通算成績は849試合に出場し、打率.270、227本塁打となっている。四球率が非常に高いため、通算出塁率も.394となっており、OPSは.943を記録している。
ただ今季は怪我に悩まされており、26試合で5本塁打にとどまっている。
スターンズがわざわざ日本まで足を運んだことを考えれば、メッツが少なくとも村上の実力を確認したいと考えていることは間違いない。
メッツは現状、組織内に三塁手が多すぎる。しかし、ナショナルリーグでDHが導入された今、一塁手のピート・アロンソの契約が満了を迎えることも考えると、村上にチャンスが巡ってくる可能性はあるだろう。
原文:Mets target 56-homer Japanese superstar as next New York signing as Yankees rumors swirl
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
MLB関連記事
- 大谷翔平が広告塔を務めたハワイの不動産開発を巡って大谷とその代理人が訴えられる
- ドジャースのデイブ・ロバーツ監督がキケ・ヘルナンデスの復帰時期に言及
- キャッチャーによるMLB史上シーズン最多本塁打トップ9|2025年のカル・ラリーは史上2位タイに
- ヤンキース加入の前田健太がAAAでの登板初戦で好投
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?