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メッツがレンジャーズとのトレードでブランドン・ニモを放出

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

メッツがレンジャーズとのトレードでブランドン・ニモを放出 image

ニューヨーク・メッツはこのオフのトレード市場で活発な補強を進めると予想されていたが、そのアクションは感謝祭前から始まった。

現地23日(日)、感謝祭のNFLの試合がスポーツ界の注目を集める中、メッツはテキサス・レンジャーズとの間で珍しいベテラン選手同士のトレードを成立させた。

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米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン氏 はそのトレードを次のように報じた:

  • メッツ : マーカス・セミエン(二塁手)を獲得
  • レンジャーズ: ブランドン・ニモ(外野手)を獲得

このトレードが意外な理由はいくつかある。

まず、ニモはメジャーリーグ(MLB)でのキャリアを通じてメッツで過ごしてきた。

ワイオミング州シャイアンのイースト高校出身のニモは2011年のドラフトでメッツから1巡目全体13位で指名された。以来ずっとメッツの組織でプレイしてきた。

MLBデビューは2016年、これまでメッツで1066試合に出場し、通算打率.262、出塁率.364、188二塁打、135本塁打、OPS.802の成績を残している。

ニモの契約には完全なトレード拒否権が付いていたため、レンジャーズ移籍には本人の承諾があったはずだ。

メッツ打線の弱点は外野手陣と考えられるため、ニモ放出はさらなる動きの前兆かもしれない。

一方、セミエンの獲得は、35歳という年齢に加え、例年より不振なシーズンを終えたばかりなだけに興味深い。

2025年にレンジャーズでプレイしたセミエンは15本塁打、62打点、11盗塁、打率.230、OPSはわずか.669に終わった。

メッツは二塁手として守備力も高いセミエンが、ニモよりもチーム編成において価値が高いと判断した。

また、メッツはレギュラーシーズン最終週に失速し、ワイルドカード争いから脱落したチームの雰囲気を変えようともしている。

セミエンはクラブハウスで存在感を発揮する選手だ。メッツとレンジャーズはベテラン選手同士の交換により、チームに新たな活力をもたらすことを期待している。 

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原文:Mets make stunning trade to send Brandon Nimmo to Rangers for Marcus Semien
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Staff Writer

Editorial Team