2023年シーズンに向けたオフ、千賀滉大は多くのチームがフリーエージェント市場で獲得を狙う選手だった。スカウト陣は日本プロ野球(NPB)で彼が見せた卓越した能力に感銘を受け、メジャーリーグ(MLB)でも成功を収めると確信していた。
しかし現時点では話は変わってきている。千賀はその潜在能力の片鱗を見せたものの、2024年の肩の負傷で数ヶ月を棒に振った。そして昨シーズンは先発13試合で防御率1.47とMLBをリードする活躍を見せていたところでハムストリングを傷めるという不運に見舞われた。復帰後も調子は上がらないまま、千賀は3Aに降格となり、シーズンを終えている。
一方で千賀が戦線離脱した後、メッツでは新戦力が台頭した。ノーラン・マクリーンはデビュー戦で好投し、ブランドン・スプロートとジョナ・トンも初登板を果たした。
こうした新戦力の台頭が千賀にとって災いとなる可能性がある。『Bleacher Report』のケリー・ミラー氏 は、右の先発投手を求めるチームにとって最も獲得可能性の高いトレード候補として千賀の名を挙げている。
「千賀の枠をジョナ・トンやブランドン・スプロートのリーグ最低年俸で埋めた場合、ゼぜい沢税のペナルティを考慮しても約3000万ドル(1ドル158円換算で約47億4000万円)の支出削減になる。昨秋に千賀を3Aに降格させた経緯を考えれば、3000万ドルの節約に加えて先発ローテーションを強化することができると考えられる」
ミラー氏が指摘するように約3000万ドルの節約につながるとすれば、全幅の信頼が置けない選手を手放すことで節約できる金額としてはかなりの額だ。もし他のチームが千賀の獲得に動き、メッツに確かな見返りをもたらしてくれるのであれば、精彩を欠いた2025年シーズンを挽回することにもつながるだろう。
原文:Mets' Kodai Senga tagged as 'most available' RHP on the trade market
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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