ニューヨーク・メッツは、外野手カイル・タッカー獲得に失敗した。タッカーはロサンゼルス・ドジャースと、年俸6000万ドル(1ドル=158円換算で約95億円)という超大型契約を結んだ。
しかしメッツは、すぐに動いた。ボー・ビシェットと3年総額1億2600万ドル(約199億円)で契約した。この補強で、今オフの大きな動きは一段落するかと思われた。
だが、『MLB.com』によれば話はそう単純ではない。メッツはビシェット獲得後も動きを止めるつもりはなく、今オフも引き続き強打者の獲得に動くと見られている。
ボー・ビシェット獲得後も補強を継続か
『MLB.com』は次のように報じた。
「メッツはタッカー獲得に失敗したことで、ベリンジャー獲得により積極的に動くと見られている。ビシェットの契約は、さらなる強打者補強の障害にはならないだろう」
これは、メッツのFA市場およびトレード市場での方針に関する重要な動向と言える。具体的な選手名はコディ・ベリンジャー以外に挙がっていないものの、メッツが補強をまだ終えるつもりではないことがうかがえる。
FAであれトレードであれ、条件が合う選手が見つかれば、ビシェット獲得後であっても、適正な価格なら獲得をためらわないということだ。
ビシェットの年平均4200万ドル(約66億円)の契約は決して小さくない。それでもメッツはタッカーに対して年俸5500万ドル(約87億円)まで出す用意があったとされ、今オフもまだ動ける資金的余力は残されている。
ベリンジャーは、FA市場で突出した存在だ。一方でエウヘニオ・スアレス、あるいはハリソン・ベイダーのような選手は、より現実的な代替候補として検討する価値があるだろう。
ただし、より可能性が高いのはトレード市場かもしれない。ルイス・ロバートJr.は現実的なターゲットになり得る。また、ブレット・バティを対価に求められる可能性があるとしても、ジャレン・デュランのような選手は、メッツが求める「大型補強」となりうる。
いずれにせよ、この報道を見る限り、メッツがこの冬に補強の手を緩めるとは考えにくい。先発の柱となる投手の獲得にも強い関心を示しているなかで、打線のさらなる上積みも引き続き探っていく可能性がある。ビシェット加入後も、攻撃面の強化を模索し続けることになりそうだ。
原文:Mets expected to continue pursuing top sluggers despite $126 million bo Bichette deal
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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