ジェイコブ・マーシーは、メジャーリーグベースボール(MLB)史上23,549人目の選手だ。
だが、このマイアミ・マーリンズのルーキーのようにキャリアをスタートさせた選手は過去に1人もいない。
デビューから3試合を終えた時点でマーシーは4本の長打と4四球を記録した。これは、マーリンズの広報によると史上初の快挙だ。
先週金曜日のヤンキース戦、メジャーデビューとなったこの試合でマーシーは3つの四球を選んだほか、二塁打を放った。
翌日の土曜日には四球1つと二塁打1本を記録、そして迎えた日曜日は二塁打と三塁打を放ち、メジャー初打点を挙げた。
Someone get Jakob Marsee that ball!
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) August 2, 2025
First MLB hit for the @Marlins' No. 10 prospect: pic.twitter.com/GkjGKlrsun
3試合で8打数4安打、出塁率.667、長打率1.125、OPS1.792。確かにサンプル数は極端に少ない。それでも、マーリンズのヤンキース戦3連勝に貢献した24歳のルーキーのパフォーマンスは素晴らしいスタートと言える。
マーシーは2022年のMLBドラフトでパドレスに指名された。
そして2023年のアリゾナ・フォールリーグでMVPを獲得した後、ルイス・アラエスのトレードでマーリンズに移籍した。トレード後の2024年は苦戦したものの、今シーズンはAAとAAAで98試合に出場し、打率.246、出塁率.379、長打率.438、OPS.817と調子を取り戻していた。
現地5日(火)のアストロズ戦ではメジャー初ホームランも記録している。
Jakob launches his first @MLB homer 🚀 pic.twitter.com/FGBajW5CWY
— Miami Marlins (@Marlins) August 6, 2025
MLBキャリアのスタートとして、これ以上の形はそうはないだろう。
原文:Marlins' Jakob Marsee is 1st player in MLB history to start career with this power-walk stats combo
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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