トレードデッドラインでエウヘニオ・スアレスがマリナーズへ移籍した理由、それは彼の契約状況が大きかった。
スアレスは今季が契約最終年で、プレーオフ争いから脱落したアリゾナ・ダイヤモンドバックスにとっては放出可能な選手となった。そのため多くのチームがスアレス獲得を狙ったが、最終的にマリナーズが射止めることとなった。
だが、移籍した今もその状況は解決したわけではない。今シーズン終了後、スアレスがどうするのかはまだ未定だ。
そこで、地元ラジオ局『93.3FM』は来年もマリナーズに残りたいかどうか、スアレスに直接尋ねた。
彼の答えは「もちろん」だった。
マリナーズにとっては心強いニュースだ。
スアレスは以前、2022〜2023年にもマリナーズに在籍しており、シアトルを気に入っているのは明らかだ。
最大の懸念は、モンスター級のシーズンを過ごした彼がどれだけの年俸に値するかという点だろう。
スポーツ選手の契約情報をまとめる「Spotrac」では、スアレスの市場価値を2年間で総額2450万ドル(1ドル147円換算で約36億150万円、以下同)と予測している。
スアレスのホームランの数が50本塁打に近づいていけば、この年1225万ドル(約18億円)という予測すらも上回っていくことだろう。
そしてスアレスがポストシーズンでチームの躍進を支える活躍を見せれば、プレイオフのヒーローとなった新星を解雇するのは難しくなる。その意味でも契約更新の可能性は高まるだろう。
最終的な判断を下すにはまだ時間がある。
まずプレイオフ出場権を獲得すること、そしてマリナーズが10月に結果を残せるかが注目される。
原文:Mariners’ Eugenio Suarez gets $24.5 million contract update after trade
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
MLB関連記事
- 初対戦から17年を経たクレイトン・カーショウとマックス・シャーザーの3000奪三振投手の顔合わせが実現
- ローマン・アンソニーと契約更新したレッドソックスの次の一手は?
- メッツにはリーダーがいないと元NFL選手のコメンテーターがフアン・ソトのプレーぶりを非難
- マリナーズのジョシュ・ネイラーが12試合で10盗塁とキャリアハイを倍増する快走を披露
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?