本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

ポストシーズン敗退後のマリナーズのカル・ラリーが今季をあえて『失敗』と総括

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

ポストシーズン敗退後のマリナーズのカル・ラリーが今季をあえて『失敗』と総括 image

シアトル・マリナーズはチーム史上初めて、ワールドシリーズ進出にあと1勝に迫っていた。しかし3勝2敗とリードしてトロントに移動したマリナーズはトロント・ブルージェイズの前に第6戦と第7戦を落とし、ワールドシリーズ目前で敗れ去った。

素晴らしいシーズンの幕切れには残酷な敗戦だった。7回裏にジョージ・スプリンガーの逆転3ランホームランでブルージェイズが逆転すると、マリナーズは最後の2イニングで得点を挙げられず、再度試合をひっくり返すことができずに終わった。

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

第7戦の敗戦後、マリナーズのキャッチャー、カル・ラリーはクラブハウスで記者団の取材に答え、地元テレビ局 『キング5ニュース・シアトル』 はラリーが「2025年シーズンは失敗だった」と涙目で語る姿を伝えた。

「失敗という言葉は使いたくはないが、失敗だ」とラリーは語った。

「自分たちはワールドシリーズに出て、ワールドシリーズに勝つつもりだったから」

2025年のマリナーズはチーム史上最も勝ち進んだチームだった。ワールドシリーズにあと1勝まで近づいたチームはこれまでなかった。

それでも、チーム初のワールドシリーズ出場という目標は成し遂げられなかった。マリナーズの2025年シーズンは驚異的なもので、数々の素晴らしい場面に彩られてきたが、結局のところ、あと一歩届かなかった。

ポストシーズンを勝ち上がるのは並大抵のことではない。来年もラリーやフリオ・ロドリゲスら多くの選手がチームに残留するが、それでもワールドシリーズ出場まであと1勝というステージまで戻ってくることは簡単なことではない。来年はディビジョンシリーズで敗退するかもしれないし、プレイオフにすら進めない可能性もある。

マリナーズの魔法のような2025年シーズンは「失敗」に終わったかもしれないが、前向きなシーズンだったことは間違いない。ここ数シーズンと比較すれば大きな進化を遂げたシーズンであり、チーム史上でも屈指と言える成績を残した。ただマリナーズのクラブハウスリーダーであり、今季のア・リーグ最優秀選手賞候補であるラリーにとってそれでは十分ではない。

第7戦敗退後のクラブハウスで涙を浮かべながら語ったラリーの「失敗」という言葉はチームがこの結果に満足していない証だ。

ワールドシリーズに出て、ワールドシリーズに勝つ。

あと一勝まで迫ったラリーとマリナーズの目標がそこから下がることはない。

▶MLB見るならSPOTV NOW! 登録はこちら

広告バナー

原文:Mariners' Cal Raleigh offers tearful 'failure' admission after ALCS loss
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください


MLB関連記事

News Correspondent

Senior Editor