シアトル・マリナーズのキャッチャー、カル・ラリー(ローリー)は今季、MVP級のシーズンを送っている。そして独立記念日の現地7月4日(金)、ラリーは新たに2人の殿堂入り選手に肩を並べた。
金曜日のパイレーツ戦、ラリーは2本のホームランを放ち、今季のホームラン数を35本まで伸ばした。
この日のホームランでラリーは自身のキャリアハイを更新しただけでなく、最初の90試合で35本以上のホームランを打った史上3人目の選手となったと米全国紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール氏が報じた。ラリー以前でこの記録を達成したのはベーブ・ルースとケン・グリフィーJr.の2人だけだ。
CAL RALEIGH AGAIN!!!
— MLB (@MLB) July 4, 2025
A CAREER-HIGH 35 HOMERS FOR BIG DUMPER 💪 pic.twitter.com/yowhkV25vk
(カル・ラリーがまた打った!!! 『ビッグ・ダンパー』のキャリアハイとなる今季35号💪)
ルースはこの記録を1921年、1928年、1930年の3度にわたって達成し、全ての年でメジャーリーグの本塁打王に輝いた。一方のグリフィーはマリナーズ時代の1994年と1998年の2度達成し、両年ともアメリカン・リーグの本塁打王に輝いた。
ラリーはアメリカン・リーグの本塁打王、そしてMVPレースをアーロン・ジャッジと競っているが、すでにキャッチャーとして歴史的なシーズンとなることは間違いない。
キャッチャーがシーズン40本塁打を記録したことはMLB史上でも8度しかない。キャッチャーのシーズン最多本塁打記録は2021年にサルバドール・ペレスが記録した48本だ。ラリーはその両方の記録を達成、更新する可能性が高い。
それどころか、ラリーにはジャッジのアメリカン・リーグ最多本塁打記録を破る可能性もある。記録はジャッジが2022年に62本塁打だが、そのシーズンの最初の90試合でジャッジが打ったホームランは31本だった。
ラリーのホームラン数がどこまで伸びていくか、オールスターブレイク以降も目が離せない。
原文:Mariners' Cal Raleigh joins Hall of Famers Babe Ruth, Ken Griffey Jr. in exclusive club
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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