『信頼感』という言葉がしっくり来る投手だ。
シアトル・マリナーズは、ブライアン・ウーがマウンドに立つたびに何をしてくれるか分かっている。
今シーズンここまでウーは20試合に先発登板し、そのすべての試合で6.0イニング以上を投げている。
地元紙『ザ・シアトル・タイムス』によれば、これはランディ・ジョンソンが持つ「シーズン開幕から連続して先発試合で6イニング以上登板」のチーム記録と並ぶタイ記録となった。ジョンソンは1993年にこの記録を達成した。
ウーは、ローガン・ギルバートやジョージ・カービーといった若手投手が活躍する注目すべきローテーションの一員として、ベテランのルイス・カスティーヨと共にシアトルをプレイオフ争いに導いている。
ウーの信頼感は数字にも表れている。今季ここまでウーは防御率2.91、121奪三振、WHIP0.95を記録している。
昨シーズンも2.89の防御率を記録していたが、ウーはフルシーズンにわたってプレーできず、121.1イニングでシーズンを終えた。しかし、今年はすでにそのイニング数を上回り、マウンドに立つたびにその能力を発揮できることを証明している。
今となっては、ウーが32年ぶりにこのジョンソンの記録を更新し、今後も安定したピッチングを披露し続けることを疑う人はいないだろう。
原文:Mariners’ Bryan Woo ties Randy Johnson’s 32-year old franchise record for Seattle pitching consistency
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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