シアトル・マリナーズが2025シーズン序盤に好調なスタートを切る中、チームは現地2日(月)、大きな発表を行った。
マリナーズはチームのレジェンドであるランディ・ジョンソンがメジャーリーグデビューを果たした1990年6月2日から35年後、その輝かしいキャリアで着用した背番号『51』を永久欠番にすると発表した。
「歴史的な出来事の記念日である本日、マリナーズはランディ・ジョンソンの背番号51を2026シーズン中の試合前に永久欠番とするセレモニーを行うことを発表します」
Big Unit. Bigger legacy.
— Seattle Mariners (@Mariners) June 2, 2025
We’re thrilled to announce that we’ll be retiring Randy Johnson’s No. 5️⃣1️⃣ at @TMobilePark in 2026!
🔗 https://t.co/qV7AMmOPic pic.twitter.com/tHIJmuk40r
(『ビッグ・ユニット』のさらに偉大な足跡。私たちは、2026年にTMobileパークでランディ・ジョンソンの背番号5️⃣1️⃣を永久欠番とすることを喜んでお知らせします!)
マリナーズの会長兼マネージングパートナーであるジョン・スタントン氏は、今回の件について以下の声明を発表した。
「ランディは、メジャーリーグ史上最高の投手の一人であり、当球団の歴史において最も重要な人物の一人でもあす... ランディの素晴らしい功績は彼の背番号51を永久欠番とすることで永遠に記憶され、称えられ続けるでしょう」
ジョンソンはモントリオール・エクスポズ、ヒューストン・アストロズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、ニューヨーク・ヤンキース、サンフランシスコ・ジャイアンツでもプレーし、その間に5度のサイ・ヤング賞を受賞したほか、 オールスターに10度選出され、2021年にはダイヤモンドバックスでワールドシリーズMVPに輝いた。だが、その名を全国区のものとしたのはシアトル時代の活躍だった。
イチローは殿堂入りセレモニーの際、ジョンソンがつけた背番号51を引き継いだことを次のように語っていた。
「当時『51』をつけることになるときに、特別な番号だということは認識していました。当然、シアトルの街にとっても球団ももちろんそうです、ファンにとっても。この番号を汚してはいけない。これが51番をつけた選手がただの普通の選手だったら、これはランディ・ジョンソンに対して申し訳が立たないし、そういう覚悟がすごくありました」
セレモニーの正式な日程は2026年のスケジュール発表時に決定される。マリナーズの選手としての永久欠番はケン・グリフィー・ジュニア(#24)、エドガー・マルティネス(#11)、イチロー(#51)に続き4人目(※)、「51」はジョンソンとイチローの2人での永久欠番となった。
※全球団で永久欠番となっているジャッキー・ロビンソン(#42)を除く。
原文:Mariners announce big Randy Johnson news
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- MLBが制定するルー・ゲーリッグ・デイとは?|ALS研究のためのオークションでは大谷翔平の直筆サイン入りカードが1万ドル越え
- ヤンキースのチームメイトたちが語るチームの大黒柱アーロン・ジャッジの存在感
- 山本由伸、佐々木朗希、今永昇太ら日本人投手の次回登板予想
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?