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ガーディアンズ・ファンの記憶に残る一打を放ったオスカー・ゴンザレスが日本球界入りに向けてパドレスとの契約解除へ

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ガーディアンズ・ファンの記憶に残る一打を放ったオスカー・ゴンザレスが日本球界入りに向けてパドレスとの契約解除へ image

それは21世紀のクリーブランドの野球史上でも、ラージャイ・デービスが2016年ワールドシリーズ第7戦で放った同点弾に次ぐ偉業だった。

2022年のワイルドカードでオスカー・ゴンザレスが打ったホームランはそのくらいのインパクトを持つ、歴史に残る一打だった。

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レイズとガーディアンズが0対0の同点で15回裏を迎えた時、タンパベイは元クリーブランド・インディアンスのエース、コーリー・クルーバーをマウンドに送っていた。対するルーキーのゴンザレスは『スポンジボブ・スクエアパンツ』のテーマソングに乗って打席に登場した。

そして満員の観客の大歓声の中、ゴンザレスが試合を決するサヨナラホームランをレフトスタンドへ打ち込んだ。

(忘れない)

あの当時、あれがゴンザレスのキャリアのピークになるとは誰も想像していなかっただろう。

ゴンザレスはフランチャイズのレジェンドたちの中で束の間の存在となってしまっているが、クリーブランドの人々にとって決して忘れることのない瞬間を一つ残したことは間違いない。

ただ、その一打を基に長いキャリアを築くことなく、ゴンザレスはメジャーリーグを去っていくこととなった。

今季序盤パドレスでプレーしていたゴンザレスは今回、日本球界でプレーするためにチームとの契約解除を求めた。日本の各メディアではすでに東北楽天ゴールデンイーグルス入りの可能性が報じられている。

日本へ活躍の場を移した後、成長してメジャーリーグに戻った若手打者も過去にはいた。ゴンザレスにも同じような未来が待っているだろうか。

もしそうならなかったとしても、ゴンザレスの一打は伝説的な瞬間としてガーディアンズの歴史の中に永遠に刻まれるだろう。

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原文:Guardians legend leaving MLB to pursue free agent contract in Japan
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。