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メジャーリーグで注目の新球種『キックチェンジ』とは? ジャイアンツのヘイデン・バードソングが武器として躍進

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

メジャーリーグで注目の新球種『キックチェンジ』とは? ジャイアンツのヘイデン・バードソングが武器として躍進 image

サンフランシスコ・ジャイアンツのヘイデン・バードソングのチェンジアップが注目を集めている。

このチェンジアップはこれまでにない指の配置をすることで、メジャーリーグで最も厄介な球種の一つとなっている。打者にとっては、また一つ厄介な球種が増えたことになる。

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『キックチェンジ』と呼ばれているこの球を、バードソングは中指をボールの中心の軸にぴったり合わせ、人差し指と薬指を側面に沿わせて投げている。

現在23歳のバードソングは今季ここまで防御率1.91を記録している。もともとはリリーフ要員だったが、好投を見せていることで最近では先発の機会も得た。

バードソングは今季、このチェンジアップをフォーシーム・ファストボールとスライダーに次いで3番目に多く投げていて、平均球速は89.1マイル(約143キロ)となっている。

相手打者の『キックチェンジ』に対する打率は.214で、長打は二塁打1本しかない。結果、バードソングのチェンジアップに対する長打率は.250に抑えられている。

ビデオで見ると、そのチェンジアップがどれだけ早く失速しているかがよく分かる。そのため、打者は空振りに終わるか、バットに当てられてもゴロになってしまっている。

急速にメジャーを席巻し始めている新球種『キックチェンジ』を武器にしたバードソングの今後の活躍が注目される。

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原文:Giants' Hayden Birdsong uses middle finger to throw one of nastiest pitches in MLB
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。