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ヤンキースが元タイガースの前田健太とマイナー契約

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

ヤンキースが元タイガースの前田健太とマイナー契約 image

アメリカン・リーグ東地区で3位につけるニューヨーク・ヤンキースは、マイアミ・マーリンズを相手に3連敗を喫し、苦境に立たされている。厳しいシリーズを終えたヤンキースは、投手陣の強化を検討していると報じられていた。

その苦しい台所事情を解決すべく、ヤンキースは元タイガースの投手、前田健太とマイナー契約を結んだ。前田はAAAスクラントン/ウィルクス・バリでプレイする。

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前田は過去2シーズン、タイガースでプレーしていたが、今年序盤の不振もあって5月にDFAとなっていた。その後カブスのAAAアイオワでプレイし、9試合で防御率3.55を記録していたが、先週土曜にこちらの契約をオプトアウトしていた。

37歳の前田は今シーズン、デトロイトで登板した7試合で8イニングを投げ、防御率7.88、8奪三振、3死球、6四死球、9安打を許した。これらの7試合でのERA+は54と前田のキャリアの中でも最低の数字だった。

その前年、2024年も決して良い数字ではなかった。29試合(先発17試合)で112.1イニングを投げ、防御率6.09、ERA+は68で2025年に次ぐ低い数字だった。

2024年にデトロイトに移籍するまでの前田の防御率は3.92で、ERA+も106だった。それが、デトロイトでプレーした2024年と2025年の2シーズンの36試合で前田のERA+は66に落ち込んでしまった。

前田はデトロイトでの2年間こそ苦しんだものの、それ以前には平均以上の数字を残していた。もし2023年以前の姿を取り戻すことができれば、ヤンキースにとって前田獲得は、トレード期限後の補強として貴重なプラスになる。

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原文:Former Tigers pitcher in talks to sign with Yankees after rough Marlins series
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.