村上宗隆の移籍先探しにタイムアップが迫っている。
強打の日本人フリーエージェントはポスティング制度の規定により、12月22日(月)午後5時(米国東部時間、日本時間23日午前7時)までにメジャーリーグ(MLB)のチームと契約を結ばねばならない。
ポスティング期限が迫る中、ここ数日ソーシャルメディア上では村上の移籍先に関する情報や噂がなぜ少ないのか、野球ファンが疑問に思っている様子が目立つ。
米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン氏 は現地18日(木)に掲載した記事の中で、この状況を少し解説している。
強打を誇る25歳の一・三塁手の村上は、月曜の午後5時(東部時間)までにMLBのチームと契約しなければならない。多くの球団が村上の三振率、ストライクゾーンでの空振り、疑問符のつく守備位置に難色を示しているが、あるハイランクのエグゼクティブは今週こう語った。「それでも生来のパワーの評価は90だ」 つまり、村上選手の圧倒的なパワーは、選手を20~80点で評価するスカウティング評価の尺度を超えているということだ。
懸念材料があるにしても、村上はその全盛期をカバーするような長期契約を結ぶ可能性がある。もし20代のうちに再びフリーエージェントとなるような、短期で高額な契約が提示されれば、疑問されている点を払拭した状態でフリーエージェント市場に再参入し、現時点では得られないような大型契約を手にできる可能性も出てくるだろう。
村上の獲得競争で当初から有力視されていたのはマリナーズだ。シンシナティ・レッズとサンフランシスコ・ジャイアンツの名前も挙がっている。
しかし今回のフリーエージェント市場は例年よりもずっと静かだ。どのチームが動くかは全く予測がつかない。最近の報道ではシカゴ・ホワイトソックスが村上の行き先になるという話もある。
一つわかっていることは、いつ決着がつくかだ。ポスティング期限は現地22日、クリスマスまでには村上の所属チームは決まっている。
原文:ESPN's Jeff Passan reveals the latest news on Munetaka Murakami's free agency as deadline approaches
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事:
- これも駆け引きの一つか、ポスティング期限目前になっても沈黙が続く村上宗隆に集まる注目
- 補強ポイントとしてはピッタリ、それでも村上宗隆の獲得にマリナーズが二の足を踏む理由とは
- 悩みの種は吉田正尚の存在?! レッドソックスは現状の外野手過剰にどう対処する?
- 「村上よりも堅実」との評価を受ける岡本和真にフィットすると米メディアが考えるチームは?
- 村上宗隆&岡本和真はどうなる?日本人選手ニュース&動向まとめ(随時更新)
- 契約・トレードを巡るニュース、噂などストーブリーグの最新情報一覧【随時更新】
- MLB選手会発表のFA選手移籍先一覧|2025年オフ
- 【2025年オフ】ロサンゼルス・ドジャースの移籍情報・噂一覧|主なトレード・契約まとめ
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

