大谷翔平の大型契約はさらに長期になる可能性があったと代理人のバレロ氏が明かす

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

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ロサンゼルス・ドジャースは2023年12月、 大谷翔平と歴史的な大型契約を結んだことでメジャーリーグの話題を独占した。しかし、実際にはその契約よりも長期の契約を結ぶ可能性があった事が判明した。

大手通信社 『AP通信』 は、大谷は15年契約を手にできる可能性があったと語った代理人ネズ・バレロ氏の言葉を報じた。その記事によれば、大谷はキャリア終盤で急激にパフォーマンスが低下するリスクを考慮し、あえてその選択肢を断ったと言う。

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「(契約年数は)13年、14年、15年まで行けたかもしれない」とバレロ氏は語っている。

「しかし、 ショウヘイは選手として現在の地位を保つことを常に重視していた。彼は、物語のようなキャリアの終盤で衰えを見せ、13年、14年、15年目に『この男は誰だ? 一塁へ走るのもままならないし、かつての姿は見る影もない』と言われるような終わり方をしたくなかったのだ」

大谷の契約初年度はまさにドジャースが望んだ通りの結果となった。彼は3度目のMVP賞を受賞し、ドジャースをワールドシリーズ制覇に導いた。また、シーズン中に50盗塁と50本塁打をマークした史上初の選手となった。

大谷は自身のキャリアを考慮して年数を抑えただけでなく、契約額のほとんどを後払いにする決断も下した。大谷が結んだ10年7億ドル(1ドル144円換算で約1,008億円、以下同)の契約のうち6億8,000万ドル(約979億2,00万円)が後払いとなっている。これにより、ドジャースは現在もフリーエージェント市場で競争力を維持することができている。

ドジャースは、大谷以降にもブレイク・スネル、タナー・スコット、テオスカー・ヘルナンデス、そして山本由伸といったスター選手たちの獲得に成功している。それだけでなく、大谷との契約で用いた後払いの仕組みをトレンドの如く活用して、新たな選手の獲得を続けている。

大谷の選択が彼自身にとって正しかったかどうかを知るには10年後を待つしかない。しかし、ドジャースにとってはこの契約がもたらした成果は如実に現れている。

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原文:Dodgers' Shohei Ohtani made shocking contract decision during free agency
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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