念のため改めて言っておくが、大谷翔平のような選手は他にいない。
彼の最新の驚異的な記録は、彼が『二刀流』でプレーしていることとは無関係だが、それを考えれば尚のこと驚きだ。
『OptaStats』は大谷の新たな足跡として、彼の得点について次の記録を見つけ出した。
「大谷翔平は今季、110得点を挙げている。ナ・リーグで現在80得点以上を挙げている選手は他にいない。1932年にチャック・クライン(当時フィリーズ)が37得点の差をつけてトップに立って以来、ナ・リーグで他の選手に30得点以上の差をつけてトップに立ったのはこれが初めてになる」
大谷は今季115試合に出場しており、ほぼ毎試合得点を挙げている計算になる。
大谷がメジャーリーグでも屈指の強力打線でリードオフマンを務めていることは明らかに有利な材料だ。また大谷はナ・リーグのトップの打席数を記録しており、これもまた有利な要因だ。
大谷は得点以外にも長打率(.614)とOPS(.999)でもナ・リーグのトップの数字を記録している。
昨シーズン、大谷はキャリアハイの134得点、130打点をマークし、134得点はナ・リーグ最多の数字だった。今シーズンはここまで40本塁打、76打点と、昨季ほどの量産ペースにはない。
それでも、彼の2025年シーズンもまた歴史的なものであることは間違いない。現地6日(水)のカーディナルス戦では投手として8奪三振の好投を見せながら、打席でも1ホーマーと存分に『二刀流』の存在感を発揮している。
相変わらず、スペシャルな選手である。
原文:Dodgers’ Shohei Ohtani holds a historic lead in this stat not done in MLB since 1932
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
MLB関連記事
- ヤンキース加入の前田健太がAAAでの登板初戦で好投
メッツのピート・アロンソが通算本塁打のチーム最多記録に並ぶ - ドジャースのムーキー・ベッツが今年の苦戦に「今シーズンは終わった」とコメント
- 佐々木朗希のAAAでのリハビリ登板が来週スタートとドジャースのデイブ・ロバーツ監督が公表
- 週末のブレーブスvsマーリンズ戦でMLB史上初の女性審判が誕生
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?