ロサンゼルス・ドジャースは現地20日(火)にアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で勝利を収め、連敗を4でストップした。
この試合、今季のドジャースにあってローテーションを支え続けている数少ない先発投手である山本由伸が好投を見せ、改めてチームに先発投手の重要性を再認識させた。
今オフ、ドジャースは投手陣を大幅に補強したにもかかわらず、タイラー・グラスノー、佐々木朗希、カービー・イェーツなど多くの投手が負傷者リスト入りし、ドジャースはローテーションの編成に苦戦している。
チームが投手陣のコンディション回復を目指す中、デイブ・ロバーツ監督はタイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、大谷翔平という最も影響力の大きい3人の投手の回復状況について最新情報を公表した。
米ケーブル局『ESPN』 のアルデン・ゴンザレス氏は「ロバーツ監督は大谷、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーの復帰時期を比較するよう求められると、グラスノーは順調に進めば最初に復帰すると予想しているが、スネルと大谷については定かではないと語った」とX(旧Twitter)に投稿した。
グラスノーは故障者リスト入り後、順調な回復を見せているため、彼が最初にマウンドに復帰する可能性が高いことは驚くことではない。しかし、ドジャースで指名打者としてプレーしながらトミー・ジョン手術からの回復を続けている大谷よりも、スネルの復帰が遅れる可能性があるというのは驚きだ。
スネルはドジャースで2試合先発登板しただけで故障離脱を余儀なくされ、その回復過程でも何度か挫折を経験してきている。最近では、シーズン開始前に不快感を感じていて、それを押してプレーしようとしていたことも認めている。もし大谷の方が先にマウンドに戻るということになれば、スネルはオールスター・ブレイク以降まで戦列復帰できないということを意味する。
「ショーヘイ・オータニは今日、フラットなグラウンドで変化球を投げており、少し前と比べると打者を立たせて投げる段階まで進んでいる。それでも、ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は、彼がいつゲーム形式で投げられるかは分からないと語っている」とゴンザレス氏は付け加えた。
その大谷とスネル、どちらの選手についてもドジャースは明確な復帰時期を設定できていないのが現状だ。
そもそもドジャースは大谷翔平のような負傷した先発投手の穴を埋めるべく、このオフにスネルと契約したはずだった。そのスネルが即座にチームに貢献できず、復帰時期の目処も立たない現状はチームにとって大きな失望となっているはずだ。
原文:Dodgers Shohei Ohtani could return to mound before Blake Snell
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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