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大谷翔平が74年前のブルックリン時代のチーム記録を破る新記録を達成

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

大谷翔平が74年前のブルックリン時代のチーム記録を破る新記録を達成 image

大谷翔平の辞書に『満足』の二文字はないのだろう。

大谷はついにブルックリン・ドジャース時代の記録まで塗り替え始めた。

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現地30日(金曜)の夜、大谷はギル・ホッジスが持っていたドジャースのチーム・ホームラン記録を破った。

ホッジスは1951年、ブルックリン時代のドジャースでシーズン当初の57試合に21本のホームランを打った。以来、ドジャースの歴史上でそのペースに並ぶ者は誰1人いなかった。

そして迎えた2025年、大谷は今季57試合目となる金曜夜のヤンキース戦で2本のホームランを放ち、今季のホームラン数を22本とした。そのうち1本は1回裏、ヤンキースの先発マックス・フリードの初球を捉えた一発だった。

(大谷が即座に打ち返す🤯)

大谷はこれまでにもドジャースのユニホームを着て、前例のない偉業を成し遂げてきた。だが、ホッジスのような伝説的選手を追い越すことはまた特別なものだ。

殿堂入りを果たしているホッジスはインディアナ州出身で、1943年に19歳でメジャーリーグ・デビューを果たした。その後、軍役で2シーズンを欠場し、復帰後の2シーズンは苦戦したものの、1949年にブレイクするとその後10年間にわたって球界屈指の打者として活躍した。

ブルックリンからロサンゼルスへの移転後も2年間にわたって活躍したホッジスは結局、1963年までメジャーリーグでプレーを続けた。

大谷がそこまで長くドジャースでプレーすることはないだろうが、その足跡はすでにドジャースの歴史に残る大きなものとなっている。

野球の最も素晴らしい点はこのように遠い過去と現在が交錯する点だ。70年以上の時を超えて、大谷とホッジスがドジャースのユニフォームでベースを回る姿が一つのストーリーを織りなすのはまさにその象徴と言える。

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原文:Dodgers' Shohei Ohtani breaks Gil Hodges' 1951 Brooklyn record vs. Yankees
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。