2025年のMLBシーズンはロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ連覇で幕を閉じた。
MLBの他チームはドジャースに追いつこうとしている。だが今オフ、ドジャースは再びフリーエージェント市場で大規模な補強に動くだろう。
2025年のワールドシリーズ制覇において主軸ではなかった選手たちの契約が終了し、ドジャースの年俸総額は8700万ドル(1ドル154円換算で約133億9800万円)も削減されるからだ。
「クレイトン・カーショウ、マイケル・コンフォート、クリス・テイラー、カービー・イェーツの契約が終了し、8700万ドルが自由になる」と 米全国紙『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール氏は報じた。
「彼らは引き続き他に劣らない積極的な姿勢を示し、少なくとも高年俸のクローザーを獲得するだろう」
もし8700万ドルを全額投入するつもりなら、ドジャースはクローザー以上の戦力補強を実現することも可能だ。
例えば日本のスラッガー・村上宗隆の移籍先にはドジャースが噂され続けている。
もしドジャースが巨額を投じて新たなスターを獲得しようと考えるなら、コディ・ベリンジャー(ヤンキース)やボー・ビシェット(ブルージェイズ)といった選手も魅力的な選択肢となり得る。
ドジャースは優秀な先発投手を必要とはしていないが、FA市場にはそうした選手も何人かいる。
このオフ、ドジャース並みの支出を100%厭わない意向を示しているのは、シーズン終盤の失速で2025年のポストシーズン進出を逸したニューヨーク・メッツだけだ。
ドジャースが野球を台無しにしているかどうかは別の問題だ。
彼らが強力で、危険で、リッチなことは間違いない。
原文:Dodgers set up with $87 million free agency secret weapon
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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