ロサンゼルス・ドジャースは今オフ、ワールドシリーズをした制覇のチームをさらに強化すべく、巨額を投じて多くのスター選手を獲得した。だが、その成果はまちまちだ。
7200万ドルの契約で獲得したオールスター・クローザーのタナー・スコットは防御率2.23、8セーブを記録している。争奪戦の末に獲得したルーキーの佐々木朗希はメジャーリーグへの適応に苦戦しながらも、最近ようやくメジャー初勝利を挙げた。一方、1億8200万ドルの契約を結んだブレイク・スネルは、先発で2試合登板した後に故障者リスト入りしている。
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1年1700万ドルの契約でドジャースに加入したマイケル・コンフォートも苦戦している1人だ。現地5日(月)の試合前まで29打席連続無安打中で15三振を喫しており、そのスタッツもここまで99打席で打率.141/出塁率.286/長打率.242と低迷している。
ここまで不振だとベンチに下げられるそうなものだが、デイブ・ロバーツ監督はベテランのコンフォートを起用し続けると決めているようだ。
地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』のビル・プランケット記者は現在のコンフォートの不振を『深刻なスランプ』を表現した。だが、ロバーツ監督はそれに対して「それでも今は彼を使い続けたいと思う」と語ったと報じている。
「とにかく打席に立たせて、自分の打てるゾーンの球を積極的に打つようになれば、自然とヒットは出始めるようになるはずだ」
ワールドシリーズ優勝の圧倒的本命とされるドジャースに加入したコンフォートは、自分自身にプレッシャーをかけすぎている可能性があるのかもしれない。
「ありがちなのは、精神的に頑張りすぎていることだ」とロバーツ監督も指摘している。
「その緊張から打つべき球のチョイスが狂い、メカニカルなミスを引き起こす…練習内容はいいし、選手として信頼している。本当だ」
辛抱強く打棒復活を待つ決断を下したロバーツ監督、その信頼にコンフォートは応えることができるのか、今週マーリンズ、ダイヤモンドバックスと続く連戦での打撃が注目される。
原文:Dodgers make Michael Conforto decision amid ‘deep slump’
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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