ロサンゼルス・ドジャースは、昨オフに1年1700万ドル（約26億1800万円）で契約を結んだマイケル・コンフォートが期待外れの成績に終わった。そのため、今オフの移籍市場では同選手に代わる新外野手の獲得に動くとみられているが、その具体名として、ボストン・レッドソックスのジャレン・デュランが浮上しているという。米メディア『スポーツイラストレイテッド』が報じている。
現在29歳のデュランはメジャーデビューした2021年からレッドソックスでプレーしている左打ちの外野手だが、2021～2023年は特に目立った成績ではなかった。ただ、2024年にアメリカン・リーグ最多の48二塁打、14三塁打を記録し、自身初のオールスターにも選ばれるなどブレークを果たすと、今季もリーグ最多の13三塁打を放っている。
ドジャース外野陣は左翼のコンフォートに打撃不振、右翼のテオスカー・ヘルナンデスに守備難が目立つことに加え、ポストシーズンでは中堅のアンディ・パヘスも不調と苦境に陥っている。そのため、左翼や中堅を守れるデュランは現状に適した存在といえる。
そのデュランについて、同メディアは「ドジャースは今オフ確実に左翼手を補強する見込みだが、『ジ・アスレチック』のジム・ボウデン氏はデュランの獲得に動く可能性があると指摘している」とトレードの可能性に言及した。
ボウデン氏によると、デュランは2028年までチームが契約権を保持するが、セダン・ラファエラをはじめとした外野陣においては余剰戦力となる可能性が高いとのこと。また、移籍先については「フィラデルフィア・フィリーズ、ドジャース、デトロイト・タイガース、クリーブランド・ガーディアンズ、テキサス・レンジャーズといった球団が彼を獲得したいと考えている」と、ドジャースを含め5球団を挙げている。
残りの契約期間を考慮すると、デュランを引き抜くには相応のコストが必要になると見込まれるが、同メディアは「MLBトップ100プロスペクトに7名がランクインしているドジャースは、間違いなくデュランを獲得するだけの戦力を有している。フリーエージェント（FA）まで3年を残す同選手の獲得に向けたトレードパッケージには、チームでトップ2のプロスペクトであるホスエ・デポーラとザイアー・ホープのいずれか、あるいは両方が含まれる可能性が高い」と予想している。
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