トロント・ブルージェイズを下してワールドシリーズ(WS)2連覇を達成したロサンゼルス・ドジャースは、2026年シーズンでの3連覇を目指し、今オフの移籍市場で積極的な動きを見せると予想されている。既存選手の中では、マイケル・コンフォートは放出が確実視されているが、デイブ・ロバーツ監督や球団フロントの扱いにも問題があったのではと疑問視されているようだ。米メディア『ドジャースウェイ』が報じた。
現在32歳のコンフォートは昨季までに通算167本塁打を放った実績などを評価され、昨年12月にドジャースと1年1700万ドル(約26億2000万円)で契約。迎えた今季は開幕から左翼レギュラーとして起用されたが、3月こそ月間打率.286だったものの、4~6月は3か月連続で打率1割台と不振に陥った。
ドジャースファンやメディアの間ではこの時点から、コンフォートをレギュラーから外すべきではないかという意見も出ていたが、ロバーツ監督は我慢の起用を継続した。しかし、コンフォートは7月に.273と復帰の兆しを見せたかと思いきや、8月は.169と再び打率1割台となり、9月も.242と今一つのまま終了。ここでロバーツ監督は我慢の限界を迎えたのか、ポストシーズンではワイルドカードシリーズ(WCS)からWSまでロスター外にしている。
同メディアは「2026年、感動的な3連覇を目指すドジャースで確実に復帰しない6選手」と題した記事の中でコンフォートに言及。「ドジャースはシーズン終了までに数多くの高額契約を結んだが、そのほとんどが失敗に終わった。中でも、コンフォートの契約は最悪だった。打率2割を下回り、守備はリーグ最下位に迫るほどで、文字通りドジャースで最も価値のない選手となった」と今季を酷評した。
ただ、それと同時に「ロバーツ監督とドジャースのフロントは、1年間にわたる彼への擁護とDFAの拒否によって状況を悪化させただけだった。彼はテオスカー・ヘルナンデスよりも多くの試合に出場していたのだ! その結果、彼は不振によって、ドジャースファンの目には敵として映り続けることとなった」とも指摘している。
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