佐々木朗希の復帰が近づいている。
ロサンゼルス・ドジャースの右投手は、リハビリ登板を始める準備を進めている。
デイブ・ロバーツ監督は現地9日(土)、佐々木が14日(木)にAAAオクラホマシティでリハビリ登板をスタートすると発表した。何試合登板するかはまだ不明だ。
佐々木は8日(金)のドジャースの試合前に試合想定で3イニング46球を投げ、最速97マイル(約156キロ)を記録した。
佐々木は5月半ばから右肩のインピンジメント症候群で戦線離脱している。
デイブ・ロバーツ監督は金曜の佐々木の投球後、記者団に次のように語った。
「彼は以前より体ができ上がって、体重も増えた。投げ方は肩の負担が少なく、クリーンになったと思う。まだピッチングコーチに質問するなど模索している段階でもある。ただ、それは誰もがすることだ。彼が自分の投球に満足し、自信を持って、自分の立ち位置を把握するのを我々は待っているところだ。そうすれば打者を攻められるようになる。まだそこまでできていないが、3イニングの投球としては良かったと思う」
戦線離脱するまでの佐々木の成績は34.1イニングを投げて防御率4.72、WHIP1.49、24奪三振、22四球だった。
ドジャースに来てからの佐々木の速球は平均96マイル(約154キロ)で、昨年日本でプレーしていた時から既に低下しており、2023年ワールド・ベースボール・クラシックで見られた100マイル(約160キロ)は影を潜めていた。
メジャーデビュー後の先発8試合では加入前の期待に応えることはできなかったが、ペナントレース終盤の重要な時期に佐々木はマウンドに戻ってくる。
このリハビリ期間中、佐々木はツーシーム・ファストボールに取り組んでいた。それをどれだけ使えるようになるかは興味深いところだ。
ひとまずドジャース・ファンにとっては、佐々木をメジャーリーグのマウンドに復帰させることが最優先だろう。彼がどこまでやれるのか判断するのはそれからだ。
原文:Dodgers give major Roki Sasaki injury update with Dave Roberts announcement on return
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
MLB関連記事
- 週末のブレーブスvsマーリンズ戦でMLB史上初の女性審判が誕生
マリナーズのカル・ラリーがスランプを振り払うような逆転ホーマーで殿堂入り捕手に並ぶ最多本塁打タイ記録を達成 - マリナーズに出戻ったエウヘニオ・スアレスは来季もシアトルでのプレーを希望
- メッツにはリーダーがいないと元NFL選手のコメンテーターがフアン・ソトのプレーぶりを非難
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?