本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

苦戦を続ける佐々木朗希の復調へ向けたドジャースのアプローチは?

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

苦戦を続ける佐々木朗希の復調へ向けたドジャースのアプローチは? image

Jiji Press

ロサンゼルス・ドジャースはこのオフの争奪戦を制し、佐々木朗希を獲得した。しかし佐々木は東京での開幕シリーズで早々にメジャーデビューを果たしたものの、序盤戦ここまで苦戦を続けている。

ドジャースは彼のベストを引き出す方法を模索し続けているが、投手コーチのマーク・プライアーがそのアプローチについて語った。

▶佐々木朗希グッズをAmazonでチェック!

「私たちは毎週彼と一から話し合い、いくつかの点やアイデアについて議論しています」とプライアーは地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』に語った。

「最終的には彼なりのプロセスで乗り越えようとしているところです。私たちはそれに対し、できる限りのサポートを提供しています」

佐々木の球速は、日本プロ野球時代と現在との間で最も目立つ違いとなっている。東京でのシーズン開幕戦で100マイル(約160km)を記録した。しかしそれ以降、佐々木の球速は90マイル前半(140km台後半〜)で推移している。

「投手によってはそれほど深刻な問題ではない」と『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス氏は書いている。

「野球界全体で速球が上昇している時代にあっても、90マイル台半ばはメジャーリーグの平均を十分に上回っている」

「ただササキの場合、その速球を競争力のあるものにするには優れた球威(そして安定した制球力)が必要だ。持って生まれた素晴らしい才能はあるが、彼の投球には打者を戸惑わせる要素がほとんどないからだ」

スポーツニュースサイト『The Athletic』のファビアン・アルダヤ氏によれば、ドジャースは佐々木をマイナーリーグに降格させることは議論していないと言う。だが、ワールドシリーズ制覇を目標にしているドジャースにとっては、佐々木がその調整を終えるまで待っている余裕はないかもしれない。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Dodgers 'going back to the drawing board' as Rōki Sasaki concerns mount
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


MLB関連記事

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Aaliyan Mohammed

Aaliyan Mohammed is a sports journalist who graduated from Mississippi State University. He covered MLB prospects for MLB.com. He has also spent time covering the Green Bay Packers as well as college sports in the SEC. His work features interviews with Gilbert Brown, Andre Rison, Mike Leach and multiple MLB executives.