ロサンゼルス・ドジャースはあまりにタレント豊富すぎて、時には才能ある選手を手放さなければならないこともある。
この水曜日にもそれが起きた。
トニー・ゴンソリンはドジャースからDFAを宣告されると、ウェイバー期間中も獲得する球団のないまま、フリーエージェントととなることを選択した。2026年シーズンに向け、ゴンソリンはドジャース以外のチームとの契約を探すことになる。
3x World Series Champion and 2022 NL All-Star. Thank you Tony for all that you've done for the team and congratulations on your many accomplishments! Pic.twitter.com/lIzkOOJKBP
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) November 13, 2025
(3度のワールドチャンピオン、2022年のナ・リーグ・オールスター。トニーがこのチームへの貢献に感謝すると共にその功績を讃える!)
ゴンソリンはオールスター出場経験もある投手であり、通算防御率は3.34を記録している。
ゴンソリンにとっての課題は、8月に受けた右肘内側側副靭帯(UCL)の屈筋修復と内部固定の手術を受けたことだ。復帰時期は来季の開幕戦には間に合わない見込みだ。
ゴンソリンは約4年間にわたり優れた先発投手として活躍したが、故障に見舞われ、2023年にトミー・ジョン手術を受けた。その結果、2024年は登板することができなかった。
そして復活を遂げた2025年、ゴンソリンは7試合に登板したが、防御率5.00を記録した後に再び故障で戦線離脱することとなった。
フリーエージェント市場におけるゴンソリンの選択肢は二つある。
一つは実質的には2年目に本来の価値に見合った金額を受け取る形で、復帰までリハビリを続けられる2年契約を提示してくれるチームを探すことだ。
そしてもう一つは、完全な状態に戻るまでどことも契約せず、フリーエージェントのままで待つという選択肢だ。こうすることで、復帰のタイミングでどの球団が最も彼を必要としているかが見極めることができる。
ゴンソリンにとって厳しい時間となるが、彼にチャンスを与えるチームは必ずあるはずだ。
原文:Dodgers cut ties with 3.34 ERA, former All-Star pitcher
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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