ロサンゼルス・ドジャースは今週、いくつかのショッキングな決断を下した。シーズン序盤の段階で、チームに最も長く在籍していたクリス・テイラーとオースティン・バーンズの2人のベテラン選手との契約を解除した。だが、その動きはまだ収まっていないと考えられている。
次のターゲットになるのでは、と目されているは、今季ベンチ要員としてプレーしているメジャー12年目のベテラン、ミゲル・ロハスだ。
バーンズはトップ・プロスペクトのダルトン・ラッシングの出場機会を確保するため、テイラーはキム・ヘソンのロスター枠確保のためにそれぞれDFAとなった。スポーツニュースサイト『FanSided』のカトリーナ・ステビンズ氏は、ドジャースがロハスを手放し、チーム4番目のプロスペクトであるアレックス・フリーランドを昇格させる可能性があると指摘している。
「ドジャースがベンチに頼る必要がなければ、ロハスはトレードデッドラインまで生き残る可能性はある。だが、次に放出されるベテラン選手になる可能性が非常に高い選手だ」とステビンズ氏は書いた。
「彼は28試合で打率.254、OPS.612を記録しているが、ドジャースは代打や代走の場面でキケ・ヘルナンデスを起用する頻度が増えている」
「バーンズやテイラー同様、彼は(少なくともドジャース内部では)チーム内で貴重な存在感を発揮する選手として知られているが、打撃は水準に達しておらず、守備は数年で最も悪い状態だ」とステビンズ氏は続けた。
「ドジャースには3Aにショートを守るユーティリティプレーヤーのアレックス・フリーランドという明確な代役がいて、今すぐにでもロハスに取って代わる可能性がある」
ロハスはドジャースで直近3年を含めて計4シーズンにわたってプレーし、その間に255試合に出場し、打率.257/出塁率.308/長打率.359、12本のホームランを記録してきた。だが、フリーランドの存在を考えると、36歳のロハスにとってドジャースでの残された時間は少なくなっていると考えられそうだ。
原文:Dodgers could cut ties with another veteran to call up No.4 prospect
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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