「出場することはまずない」ドジャース、ロースター外続く主力はこのままシーズン終了? 今オフの去就にも影響大か

柴田雅人 Masato Shibata

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ロサンゼルス・ドジャースは2年連続ワールドシリーズ(WS)制覇を目指し、日本時間10月1日(現地時間9月30日)からポストシーズンを戦っている。ここまでワイルドカードシリーズ(WCS)、ナショナルリーグディビジョンシリーズ(NLDS)、ナショナルリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)を突破しているが、いずれもロースター外だったマイケル・コンフォートはこのままシーズン終了となる見込みが濃厚なようだ。米メディア『スポーツイラストレイテッド』が報じている。

現在32歳のコンフォートは、メジャーデビューした2015年から昨季までニューヨーク・メッツ(2015-2021)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2023-2024)の2球団でプレー。通算167本塁打を放った長打力を買われ、昨年12月にドジャースと1年1700万ドル(約25億5700万円)で契約を結んだ。

ただ、迎えた今季は開幕から左翼レギュラーとして起用されるも深刻な打撃不振に苦戦。デイブ・ロバーツ監督はレギュラーシーズン終盤まで我慢の起用を続けたものの、結局138試合、打率.199、12本塁打、36打点と不本意な成績に終わり、ポストシーズンではWCSからロースター外が続いている。

同メディアはコンフォートの現状について「今はこの経験を楽しみ、全てを吸収しようとしている。そして、次のシリーズで必要とされた時に備え、準備を整えておくつもりだ。でも、間違いなくロースター入りしていないことはモチベーションになる。だから、取り組むべき課題がある。オフシーズンにそれらを解決し、その後どうなるかは様子を見ようと思う」と、本人は前向きな思いを口にしていると言及。

ただ、その思いとは裏腹に、次のWSについては「キケ・ヘルナンデスとアレックス・コールが左翼手としてコンフォートの代役を務めている。彼らがこのままのプレーを続けるならば、コンフォートが出場することはまずないだろう。ドジャースはこれまでのポストシーズンで対戦相手をあっさり倒してきた。この調子なら、ロバーツ監督がWSに向けて大幅な選手起用変更を行う可能性は低いだろう」と厳しい見通しを示している。

コンフォートは現契約が満了する今季限りでの退団が濃厚とみられているが、レギュラーシーズンで落ちた評価をポストシーズンに取り戻すことができないとなると、次の移籍先探しにも大きく影響してきそうだ。

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柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。