ロサンゼルス・ドジャースは今季ここまで27勝14敗と好調な戦いぶりを見せている。ただ、何人かのキープレーヤーが故障を抱えており、さらに今度は佐々木朗希が故障者リスト入りする可能性が浮上してきた。
スポーツニュースサイト『The Athletic』のファビアン・アルダヤ氏は、佐々木が前回の登板後に腕の痛みを訴えたと報じている。現地5月9日(木)のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では、5失点を喫して5回途中で降板した。
「ローキ・ササキは前回の登板後に腕の痛みを訴えた」とアルダヤ氏は X(旧Twitter)に書き込んだ。
「 IL (故障者リスト)入りが必要かどうかドジャースは検討中だとデイブ・ロバーツ監督は語っている」
シーズン開幕後、佐々木の球速は明らかに低下している。東京での開幕戦、シカゴ・カブス戦では 3 桁の球速を記録していたが、それ以降は 90 マイル台前半にとどまっている。ドジャースはこの変化に困惑し、原因を探っている。メジャーリーグで経験を積ませ、学ばせたいとロバーツ監督が語っていたように、新たなリーグへの順応を図っている最中での故障者リスト入りは佐々木の成長を遅らせる可能性もある。
「彼には確かに才能がある」とロバーツ監督は地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス氏に語っている。
「しかし仕上げが必要だし、それは我々も覚悟していた。彼にとって、完全な成功を収められていない事実を受け入れるのは難しいだろうが、ここはタフなリーグだ」
佐々木はここまで8試合に登板して防御率4.72、22四死球を許している。
振り返れば、佐々木の苦戦と同様、昨シーズンの山本由伸も同じような状況を経験している。今ではサイ・ヤング賞候補として注目される山本も昨シーズンは故障者リスト入りを経験し、復帰後に格段に強くなって、良い投手となった。今回、佐々木の故障者リスト入りが必要と判断されれば、同じようなことが起こるかもしれない。
原文:Dodgers announce surprise Rōki Sasaki injury with IL decision pending
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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