ロサンゼルス・ドジャースの編成本部長(PBO)であるアンドリュー・フリードマン氏は、ロサンゼルス・レイカーズのオーナーグループがバス家からジーニー・バス氏だけが残る形へと移行するのに伴い、その職務にNBAロサンゼルス・レイカーズを加えることになった。ジェシー・バス氏とジョーイ・バス氏は現地21日(金)、レイカーズのスカウト部門の多くのスタッフとともに解任された。
米ケーブル局『ESPN』 のラモーナ・シェルボーン氏によれば、フリードマン氏と元サンフランシスコ・ジャイアンツの PBO で現在はロサンゼルスの2チームで顧問を務めるファーハン・ザイディ氏がコンサルタントとして新フロントへの移行を支援する。これは一時的な取り決めで、この先フリードマン氏はロブ・ペリンカ氏と、ザイディ氏は2012年からドジャースのオーナーであり、フランチャイズの新筆頭株主となるマーク・ウォルター氏とそれぞれ協働することになる。
シェルボーン氏は「関係筋によれば、現在ドジャースの特別顧問を務め、分析手法に精通した経歴で知られるザイディ氏がウォルター氏の代理人として移行支援を担当している」と報じた。
また、「ドジャースの編成本部長であるフリードマン氏の役割は少ないものとなっている。関係者によれば、主にレイカーズのGMロブ・ペリンカ氏と協議している」とも報じている。
フリードマン氏はドジャースがこれまで制した6度のワールドシリーズのうち3度に携わってきた。
シェルボーン氏の説明によれば、ウォルター氏はドジャースとレイカーズを自身の持株会社に吸収する予定だ。
「レイカーズとドジャースの両チームは、ウォルター氏が自身のスポーツ関連資産を統括するために設立したTWGスポーツの一員となる見込みだ。ザイディ氏とフリードマン氏はTWGスポーツの上級幹部として動いており、先月チーム売却が完了したレイカーズの運営を支援している」とシェルボーン氏は付け加えた。
フリードマン氏には勝てるチームを作るためのタレントを見極める目がある。ペリンカ氏も同様で、レブロン・ジェームズ、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンド、ケンテイビアス・コールドウェル=ポープと契約し、アンソニー・デイビスをトレードで獲得して2019/20年シーズンのNBA制覇のロスターを構築した。しかし、ザイディ氏はサンフランシスコ・ジャイアンツで成功を収めたわけではない。
彼らがこの先どのように協働していくかは不明だが、その経歴と組織文化だけを見れば、そのポテンシャルは無限大だ。
原文:Dodgers’ Andrew Friedman and Farhan Zaidi now with Lakers as Mark Walter cleans house in front office
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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