シカゴ・カブスは2025年に92勝を挙げ、最終週までミルウォーキーを追い詰めた。しかし最後に来てポストシーズン進出への勢いは失速した。
このオフ、今永昇太がクオリファイングオファーを受けて残留したことで、先発ローテーションの安定性は得られるだろう。また フィル・メイトンを加えた ことで、ブルペン陣の再構築も進む。しかし 本塁打とOPSでチームを牽引していた カイル・タッカーがFAで去った ことで、打線の中心には明らかに大きな穴が開いた。カブスが次の段階へ進むには、ウィンターミーティングで単なる戦力補強ではなく、影響力のある補強が必須だ。
1. 今永に続くローテーションの強化
今永の残留だけではローテーションの問題は解決しない。2025年は継ぎ接ぎの先発陣が多くのイニングを消化した。優勝争いをするチームがそんな状態で生き残れるはずがない。シカゴはマイケル・キングと獲得が噂されている が、このクラスの選手を獲得すれば、紙一重の差で乗り切るような戦いを避けられだろう。昨季のチームは打線のパワー志向に傾いていたため、このオフは投手の補強が最優先課題となる。
2. タッカーの数字を補う中軸打者の獲得
タッカー離脱はカブスから本塁打を奪うだけではない。打線のバランスを取り、相手に選択を迫る左打者を失ったことになる。もし シカゴがタッカー・クラスの強打者争奪戦に参入できないなら、何らかの工夫が必要になるだろう。 30本塁打の潜在能力を持つ一、三塁手や外野手は、何度もチャンスを逃してきた打線にとって全てを変える存在となる。スター選手たちの後の打順に控え、相手投手にミスを強いる強打者の補強は不可欠だ。
3. チームの武器としてのブルペン再構築
メイトン獲得は良いスタートだが、そこで終わってはダメだ。昨季、ブルペン陣は高ストレスなイニングを数多く投げ、 終盤の勝負がかかった場面でそれが影響した。もう一人、9回への橋渡し役となる信頼できる投手がいれば、カブスは先発投手をよりフレッシュに保ち、優勝争いをするチームのような継投が可能になる。新たなリリーフ投手を5人も獲得する必要はない。重要な場面を任せられる投手が1人か2人いればいいだけだ。
カブスはあと一歩のところまで来ている。先発投手をもう1人、タッカーの穴を埋める選手、そして強力なリリーフ投手を補強すれば、ナ・リーグ中地区優勝以上のものを勝ち取るのに必要な戦力が整うだろう。このウィンターミーティングは、2025年がカブスのピークではなかったことを証明する場となる。
原文:Cubs’ biggest questions collide with big expectations at the Winter Meetings
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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