MLBのオフシーズンが本格的に動き出した。
トレードや契約交渉に加え、クオリファイング・オファー(QO)への返答も始まった。シカゴ・カブスはカイル・タッカーと今永昇太にQOを提示した。タッカーはオファーを拒否したが、今永に関してはカブスに朗報が届いた。
スポーツニュースサイト『The Atheletic』のパトリック・ムーニー氏 によれば、今永は2205万ドル(1ドル155円換算で約34億1775万円、以下同)のオファーを受け入れ、2026年シーズンもカブスに残留する。この決定は、オフシーズン初期段階でシカゴと今永の双方が1500万ドル(約23億2500万円)のオプション権を行使しなかったためのものだ。
LHP Shota Imanaga accepts the qualifying offer and will return to the Cubs per multiple reports, including MLB's @Feinsand. Pic.twitter.com/PW1q2VoZOE
— MLB (@MLB) November 18, 2025
日本から移籍した今永はカブスで3年目を迎える。最初の1年半は極めて順調だったが、昨季後半とポストシーズンでの不振がメジャーでの将来に疑問符を付けた。
9月の今永は防御率6.75、ポストシーズンでは8.10と低調な成績に終わった。クレイグ・カウンセル監督が万全の体調だった今永をナショナルリーグディビジョンシリーズ第5戦で起用しなかったことからも、監督からの信頼が薄れていたことが感じ取れた。
QOを受け入れたことで、32歳の左腕はもう1年プレイし、新たな契約を手にするだけの実力があることを証明する機会を得る。
なお、『MLB.com』によれば、ブルワーズのブランドン・ウッドラフ、ヤンキースのトレント・グリシャム、タイガースのグレイバー・トーレスは今永同様、QOを受け入れたが、以下の選手たちはチームからのQOを拒否している。
- ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
- ディラン・シース(パドレス)
- エドウィン・ディアス(メッツ)
- ザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)
- マイケル・キング(パドレス)
- カイル・シュワーバー(フィリーズ)
- レンジャー・スアレス(フィリーズ)
- カイル・タッカー(カブス)
- フランバー・バルデス(アストロズ)
原文:Cubs' Shota Imanaga accepts qualifying offer per report
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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