シカゴ・カブスは2025年シーズン序盤、好調な戦いぶりを見せている。最近は4年連続でプレーオフから遠ざかっているカブスだが、今季はここまでナショナル・リーグ中地区で首位に立っている。
だが、全てが順風満帆というわけではない。エースの今永昇太は5月初旬からハムストリングスのトラブルに悩まされている。
31歳の今永は開幕前からサイ・ヤング賞候補に名を連ねる高い評価を受け、今季の先発8試合では3勝2敗、防御率2.82とその期待に応える投球を見せている。だが残念ながら、2024年のオールスターゲームにも出場した今永の復帰はまだしばらく先になりそうだ。
カブスの試合でリポーターを務めるテイラー・マグレガー氏によると、クレイグ・カウンセル監督は今永の復帰へのスケジュールについて、来週後半にマウンドで投球を開始し、6月下旬ごろの復帰を見込んでいると認めた。シカゴは今しばらくの間は好調のセントルイス・カージナルスとの地区首位争いをエース抜きで乗り切らなければならない。
ナショナル・リーグ中地区は今シーズン、激戦となることが予想されていた。複数のチームが地区優勝を争うと予想され、10月までに激しい首位争いが繰り広げることは間違いない。カブスはシーズン終盤まで上位に食い込む可能性が高いが、エース抜きとなるとその目標は少し難しくなる。今永が復帰してきた時、このチームは真の優勝候補となるはずだ。
原文:Cubs announce harsh Shota Imanaga injury update
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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