ロサンゼルス・ドジャースのユーティリティプレーヤーとして活躍してきたたクリス・テイラーが、チームから放出されたことについて口を開いた。
テイラーは2016年にシアトル・マリナーズからドジャースにトレードされ、その後9年にわたってドジャースでプレーしてきた。その間、ダイヤモンドのあらゆるポジションでプレーしただけでなく、2021年にはオールスターに選出される活躍を見せるなど、ファンから愛される選手となっていった。
しかし、2025年シーズンは調子を落とし、DFAとなったことでテイラーはフリーエージェントになる選択をした。そしてドジャースから解雇された困難を乗り越え、すぐに新天地への移籍を決めた。
テイラーはロサンゼルス・エンゼルスとMLB最低年俸の分割契約で1年契約を結ぶと、即座に先発で出場するなどすでに新たな挑戦を始めている。なお、ドジャースが今シーズンにテイラーが支払う予定だった1500万ドル(1ドル142円換算で約21億3000万円)の残額は今後支払われる予定だ。
「感情的な時でした。ドジャースでは9年間過ごしましたが、その時が来たのだなと。新たなスタートを切る時、ページをめくり、次の章へと進む時が来たのです。今はここでの挑戦に興奮しています」とテイラーは語った。
テイラーは今季ここまで、38打数で打率.184の成績にとどまっており、より良いプレーが求められていることは誰よりも自覚している。
「証明すべきことがたくさんあると感じています」とテイラーは語った。
「この数シーズンは、自分の力を発揮できなかったと感じています。その状況を変えたいと思っています」
そもそもベストな状態ならば、テイラーは出塁率が高く、堅実な守備を発揮するレギュラーになれる力のある選手である。しかし2025年はそのパフォーマンスを発揮できなかったため、ドジャースとの契約解除につながった。
ドジャース時代には2度のワールドシリーズ制覇にも貢献した34歳のテイラーが新天地でかつての姿を取り戻せるか、注目される。
原文:Chris Taylor breaks silence after release from Dodgers
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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