単なる希望的観測に終わるかもしれない。だが、アメリカンリーグ東地区の各チームはロサンゼルス・ドジャースの三連覇阻止へ向け、いずれもチーム力アップを目指しており、この冬のウィンターミーティングは例年になくエキサイティングなものになる予感を感じさせている。
大規模市場に本拠地を置くチームは、ここ数年で最も忙しくなりそうな12月上旬に向けて着々と準備を進めている。リーグ関係者は、ヤンキースとメッツのニューヨークに本拠地を置く2チームがリードしていくだろうと考えている。一方、メジャーリーグ(MLB)の元GM(ゼネラルマネージャー)だったジム・ボーデン氏とジム・デュケット氏は、サンフランシスコ・ジャイアンツとヒューストン・アストロズが積極的な姿勢でオーランドに集まったエグゼクティブたちを驚かせるのではないかとみている。
The Winter Meetings are coming... ❄️
— MLB Network (@MLBNetwork) December 1, 2025
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現地30日(日)の朝に放送された MLBネットワークのラジオ番組「The Front Office」の中でも、彼らは12月7日(日)からフロリダ州オーランドで始まるウィンターミーティングは慌ただしいものになるだろうと予測した。
ヤンキースは、ウィンターミーティングに臨むチームの中でも最も補強に意欲的なチームだと見なされている。2025年の不安定なシーズンを通じて先発ローテーション、控え選手層、左打者のバランスと数々の課題を露呈したチームは、複数の補強を行おうとしている。経験の浅い投手陣に依存した今シーズンを振り返り、少なくとも実績ある先発投手1人、複数ポジションをこなせる野手、そしてブルペンの安定性が求められている。ボーデン氏は、中核となるスター選手を軸にした柔軟なロスター構築を図るため、このミーティング期間中にヤンキースは2、3の補強を行う可能性があると語った。
ヤンキースのその狙いをかき乱すかもしれない存在がクロスタウンライバルのメッツだ。
メッツは2025年シーズン、優勝争いをしたチームの中でも最も先発ローテーションが手薄だった。このオフシーズンの優先事項はまさにここになる。ニューヨークはミーティングに臨むどのチームよりも先発投手を必要としているが、ほかにも強打の外野手、そしてゲーム終盤を任せられるリリーフ投手の獲得を模索している。ライバル球団の幹部は、投手のマーケットがメッツ有利に展開するようであれば、今週最も活発な動きを見せるのはメッツになるだろうと見ている。
ジャイアンツもまた早い段階で動きを見せると予想されている。
ジャイアンツは、故障者と不安定なパフォーマンスが目立った2シーズンを経て、先発ローテーションの安定を最優先課題としている。中堅から上位クラスの先発投手を1~2名獲得する方針で、日本からMLB移籍を図る今井達也をはじめとしてすでに複数のフリーエージェント投手の名前が候補に挙がっている。編成部門のトップ、バスター・ポージーがどれだけ積極的な姿勢を見せるかは今年ラファエル・デバースを獲得した際に既に証明済みだ。
もう一つ注目すべきチームがアストロズだ。チームは給与削減の姿勢を示してはいるが、依然として競争力を維持しようとしている。ただローテーションの拡充、少なくとも外野手1人、そして2025年の故障者続出で薄くなったリリーフ陣の補強など、補強ポイントは少なくない。関係者の中には、ウィンターミーティングを終えるまでには何人かの選出を獲得しているだろうと見る向きもある。
予想通りなら、今年のウィンターミーティングは久しく見られなかった光景が見られそうだ。複数の大市場のチームが一斉に動き出し、最終日よりもはるかに前から熱狂的な争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。
原文:Giants, Astros, Yankees and Mets could ignite a chaotic Winter Meetings
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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