MLBのトレードデッドラインに向けて数々の噂が飛び交った中、セントルイス・カージナルスはライアン・ヘルスリー、スティーブン・マッツ、フィル・メイトンといったトップクラスの投手陣をトレードで放出し、将来のチームの礎となるプロスペクトたちを獲得した。
その流れはトレードデッドライン後も止まらないようだ。カーディナルスは28歳のスラッガー、ルーケン・ベイカーをウェイバー登録した。その後まもなくして現地4日(月)、ドジャースがベイカーを獲得したと地元紙『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』のデリック・グールド氏が報じた。
ベイカーは2018年にMLBドラフト全体75位で指名された193cm、129kgの一塁手で、2022年以降は主にカージナルスのAAAメンフィス・レッドバーズでプレーし、2023年には33ホーマー、98打点、2024年には32ホーマー、79打点をマークしている。
メジャーでは今季は19試合に出場し、打率.235、出塁率.324、OPS.690をマーク、メジャー通算の成績は73試合に出場し、打率.206、出塁率.317、4本塁打、22打点、長打率.338、OPS.655となっている。
カーディナルスではアレク・バールソンが一塁手としてキャリアハイのシーズンを送っており、指名打者にはウィルソン・コントレラスとイバン・ヘレラがいるため、ベイカーのプレー時間を作るのは難しい状況だった。
ベイカーはロサンゼルス・ドジャースの3Aオクラホマシティに合流する見込みで、フレディ・フリーマンやその他の選手たちに故障などのトラブルがあった場合、スポットでプレーする機会が想定される。
なお、ドジャースはベイカー獲得に伴い、新人投手のジャック・リトルをDFAとして40人枠から外した。
原文:Cardinals slugger claimed off of waivers by Dodgers
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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