グレン・ムーティ=ドリスコルさんがシアトル・マリナーズのキャッチャー、カル・ラリー(ローリー)と対面した。
現地24日(水)のロッキーズ戦、ラリーが8回に放った60号ホームランはTモバイル・パークのライトスタンドに飛び込み、ムーティ=ドリスコルさんがその歴史的ボールを手にした。
その時、ムーティ=ドリスコルさんは少し前にローンデポ・パークで注目を集めた『フィリーズ・カレン』とは正反対の行動を取った。気前良く、そのホームランボールを近くにいた若いファンに手渡したのだった。この行為は瞬く間にソーシャルメディアで話題となり、『アンチ・フィリーズ・カレン』として注目を集めた。
そしてネット上で称賛されたこの行為に応え、マリナーズは現地25日(木)、ムーティ=ドリスコルさんとその家族を招待し、試合前のラリーと対面する機会を設けた。
そこで『ビッグ・ダンパー』はムーティ=ドリスコルさんにサイン入りバットを贈り、彼の子供のイーサンくんとエイデンくんにはそれぞれ野球ボールを手渡した。
We found him!
— Seattle Mariners - y (@Mariners) September 26, 2025
Before today’s game, Cal met up with the Mariners fan who caught No. 60 and handed it off to another young fan... You love to see it 👏 pic.twitter.com/iOjK7aGWFm
(見つけた!今日の試合前に、カルは60号のホームランボールをキャッチし、若いファンに手渡したマリナーズ・ファンと対面…見ていて気持ちの良い光景 👏)
「スーパースターに会うのは初めてです」とムーティ=ドリスコルさんは語った。
木曜日に行われたインタビューで、ムーティ=ドリスコルさんはラリーの60号ホームランにまつわる経緯を説明した。
「ボールは跳ね回って、何人かの手をそれた後に私が掴んだんです」とムーティ=ドリスコルさんは語った。
「その場で15秒か20秒くらいボールを持って立ってました。そうしたら目の前に子供がいて…」
「現実離れした瞬間でした。全てがあっという間の出来事で」と彼は続けた。
「ボールを持ったままそこに立って、その子を見ていたら、その子の方が私もよりずっと相応しいと思ったんです」
今回のカル・ラリーの件といい、今月初めのハリソン・ベイダーの件といい、寛大な行為は報われることを示している。
原文:Cal Raleigh meets internet nominated "Phillies Anti Karen" and comes up with warm gesture
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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