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マリナーズのカル・ラリーが60号のホームランボールを少年に手渡した『アンチ・フィリーズ・カレン』と対面

石山修二 Shuji Ishiyama

KD Jain

マリナーズのカル・ラリーが60号のホームランボールを少年に手渡した『アンチ・フィリーズ・カレン』と対面 image

グレン・ムーティ=ドリスコルさんがシアトル・マリナーズのキャッチャー、カル・ラリー(ローリー)と対面した。

現地24日(水)のロッキーズ戦、ラリーが8回に放った60号ホームランはTモバイル・パークのライトスタンドに飛び込み、ムーティ=ドリスコルさんがその歴史的ボールを手にした。

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その時、ムーティ=ドリスコルさんは少し前にローンデポ・パークで注目を集めた『フィリーズ・カレン』とは正反対の行動を取った。気前良く、そのホームランボールを近くにいた若いファンに手渡したのだった。この行為は瞬く間にソーシャルメディアで話題となり、『アンチ・フィリーズ・カレン』として注目を集めた。

そしてネット上で称賛されたこの行為に応え、マリナーズは現地25日(木)、ムーティ=ドリスコルさんとその家族を招待し、試合前のラリーと対面する機会を設けた。

そこで『ビッグ・ダンパー』はムーティ=ドリスコルさんにサイン入りバットを贈り、彼の子供のイーサンくんとエイデンくんにはそれぞれ野球ボールを手渡した。

(見つけた!今日の試合前に、カルは60号のホームランボールをキャッチし、若いファンに手渡したマリナーズ・ファンと対面…見ていて気持ちの良い光景 👏)

「スーパースターに会うのは初めてです」とムーティ=ドリスコルさんは語った。

木曜日に行われたインタビューで、ムーティ=ドリスコルさんはラリーの60号ホームランにまつわる経緯を説明した。

「ボールは跳ね回って、何人かの手をそれた後に私が掴んだんです」とムーティ=ドリスコルさんは語った

「その場で15秒か20秒くらいボールを持って立ってました。そうしたら目の前に子供がいて…」

「現実離れした瞬間でした。全てがあっという間の出来事で」と彼は続けた。

「ボールを持ったままそこに立って、その子を見ていたら、その子の方が私もよりずっと相応しいと思ったんです」

今回のカル・ラリーの件といい、今月初めのハリソン・ベイダーの件といい、寛大な行為は報われることを示している。

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原文:Cal Raleigh meets internet nominated "Phillies Anti Karen" and comes up with warm gesture
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

KD Jain

KD Jain is a freelance writer with The Sporting News. He has written for several well-known publications, including ClutchPoints and FanSided. His favorite athletes are Clayton Kershaw, Brad Marchand and LeBron James.