本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

ブルワーズのアンドリュー・ボーンが新天地で年間229打点ペースの驚異的な活躍を披露

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ブルワーズのアンドリュー・ボーンが新天地で年間229打点ペースの驚異的な活躍を披露 image

アンドリュー・ボーンはミルウォーキーで生まれ変わった。

シカゴ・ホワイトソックスでのキャリアは失望に終わったが、ブルワーズのユニフォームを着たボーンは今、地球上で最高の打者のように見える。

▶MLBグッズをAmazonでチェック!

現在の状況を最もよく表現しているのは、ホワイトソックスのスタッツ・エキスパート、ジェイ・クダ氏のX(旧Twitter)の投稿だろう。クダ氏は、ヴォーンがブルワーズ移籍後の今のペースでフルシーズンをプレーした場合、年間58 本のホームラン、229 打点を記録することになると指摘している。

比較してみると以下の通りだ。

(今季のアンドリュー・ボーンのホワイトソックス時代とブルワーズ時代の成績比較。もしブルワーズ移籍後のペースで1年間プレーすると58本塁打、229打点を記録する計算になる。)

試合数は約3分の1にも関わらず、ボーンのブルワーズに来てからの打撃成績がすでにホワイトソックス時代を上回っているのは信じられないことだ。

これは誰も予想できなかった。

ボーンは2019年のドラフトでホワイトソックスから全体3位で指名された。ホワイトソックスで5シーズンをプレーしてきたが、その間の通算WARはマイナスでしかなかった。

ホワイトソックスで600試合以上に出場していたが、成績は平均以上とは言い難く、むしろ平均的なメジャーリーガーにすら見えないものだった。

しかしミルウォーキーに来た今、ボーンは絶好調で止まる気配がない

新チームでの加入後10試合で記録した打率.475、長打率1.000、15打点の数字は、バリー・ボンズに並ぶMLB史上2人目の好成績となった。

ブルワーズは、ボーン獲得の交換要員として不調だったアーロン・シバーリをトレードで放出した。今のところ、このトレードは素晴らしい判断に映っている。

ボーンもいつかはペースを落とすことになるだろう。過去を見てもシーズン229打点を記録した選手などおらず、そのペースでずっと打ち続けると言うのは酷な話だ。

しかし、メカニズムの改善か、単に良い雰囲気の産物なのか、ボーンの中で何かが解き放たれたようだ。

ブルワーズもボーンもその変化を喜んで受け入れることだろう。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Brewers' Andrew Vaughn on 229-RBI pace in Milwaukee
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください


MLB関連記事

Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。