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ブレーブスのスペンサー・ストライダーがブライス・ハーパーへの死球に平謝り

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

ブレーブスのスペンサー・ストライダーがブライス・ハーパーへの死球に平謝り image

アトランタ・ブレーブスは現地27日(火)の夜、フィラデルフィア・フィリーズに2-0で敗れた。しかしほとんどのニュースの見出しはその勝敗よりも、スペンサー・ストライダーがブライス・ハーパーの肘にデッドボールを与えたことが独占していた。

ストライダーは1回表、ハーパーの肘にデッドボールを与え、ハーパーはその場で交代した。X線検査の結果は異常なしと判明し、長期離脱は免れる見込みだ。ストライダーは試合後、ハーパーにぶつけてしまって申し訳なかったと謝罪の意を表した。

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「自分は完全なソシオパスではないので共感できる」とストライダーは記者団に語った。

「自分のせいで痛がっているのを見たら、本当に申し訳なく思った」

ハーパーは今季、打率.267/出塁率.375/長打率.450、8本塁打を記録している。彼を失うことは、ナショナル・リーグで最高の成績を誇るフィリーズにとって大きな打撃となる。ストライダーはそんな選手としてのハーパーの能力を賞賛するとともに、彼と対戦する意味について語ってみせた。

「ぶつけるつもりはもちろんなかった」とストライダーは試合後、記者団に言った。

「…ぶつけてしまったことで自分自身に腹が立っていた。彼が痛がっているのを見るのは辛かった。大丈夫ということで本当に安心した」

「彼は今世紀で最も優れたプレイヤーの一人、フィールドにいるべき選手だ。それがゲームのためにも、自分たちにとっても良いことだ。彼と対戦できることは素晴らしいことだ」

2023年には20勝をあげたストライダーもトミー・ジョン手術からの復帰後は昨年、今年といまだ未勝利のままだ。ブレーブスは現在、ナショナル・リーグ東地区で首位フィリーズに9.5ゲーム差をつけられている。ロナルド・アクーニャJr.がようやく怪我から復帰してきたとはいえ、ここから挽回して地区優勝やプレーオフ進出を目指すのは困難な道のりとなるだろう。

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原文:Braves' Spencer Strider breaks silence after hitting Bryce Harper
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Aaliyan Mohammed

Aaliyan Mohammed is a sports journalist who graduated from Mississippi State University. He covered MLB prospects for MLB.com. He has also spent time covering the Green Bay Packers as well as college sports in the SEC. His work features interviews with Gilbert Brown, Andre Rison, Mike Leach and multiple MLB executives.