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ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が復帰第一打席の初球をいきなりのホームラン

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が復帰第一打席の初球をいきなりのホームラン image

野球は筋書きのないドラマだとよく言われる。

だが、もし誰かがこの脚本を書いたなら、ドラマチックすぎるとして却下されたことだろう。現地23日(金)の夜、メジャーリーグのダイヤモンドに戻ってきたロナルド・アクーニャJr.はそんなドラマのようなストーリーを描いてみせた。

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この日の試合はアクーニャにとっては2024年5月26日、ベースランニング中に左膝の前十字靭帯を断裂して以来ほぼ1年ぶりの試合だった。362日ぶりのメジャーの打席に立ったアクーニャはパドレスの右腕ニック・ピベッタを前に1回裏の先頭打者として打席に入った。

ピベッタが「打ち取るための速球」を投げると、アクーニャはそれを「フェンスを越えるための速球」と見逃さずにスイング。アクーニャは復帰戦の初球で467フィートの飛距離を記録するホームランをスタンドへと叩き込んだ。

完全復活の瞬間だった。

(復活。ロナルド・アクーニャJr.が初球をホームラン!)

アクーニャ復帰の唯一の懸念点は、彼がどれだけ走れるかだ。

万全の状態だった2023年シーズン、アクーニャは73盗塁と41本塁打を記録した。

だが、スタンドに叩き込んでしまえば、早く走る必要はない。ただゆっくりとベースを一周してくればいいだけだ。

世界で最も優れた野球選手の一人であるアクーニャは、信じられないほどの喜びでプレーしてみせる選手でもある。そんな彼にこの瞬間が訪れたことは必然なのかもしれない。これまでのキャリアに対するご褒美のようなものだろう。

そして、この先もこうした歓喜の時はまだまだやってくるはずだ。

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原文:Braves' Ronald Acuña Jr. makes epic injury return on very first pitch he sees
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。