ニューヨーク・メッツはナショナル・リーグのワイルドカード最終枠を死守しているが、シーズン終盤に向けてシンシナティ・レッズが猛追をみせている。
そんなチーム状況の中、元NFL選手でコメンテーターのブーマー・アサイアソン氏は、メッツには真のリーダーがおらず、ポストシーズン進出を確実にするためのリーダーシップが不足していると指摘した。
アサイアソン氏は現地7日(木)、フアン・ソトが一塁への走塁を怠ったことを指摘し、ロサンゼルス・ドジャースの『二刀流』大谷翔平やニューヨーク・ヤンキースの外野手、アーロン・ジャッジの名前を挙げながら、ソトのリーダーシップを非難した。
「フアン・ソトはその打席、打球が球場外まで飛ばない限り、一塁でアウトになっていただろう。バッターボックスからゆっくり走り出したからだ。何もそうした状況で一塁まで全力疾走することを期待しているわけではない。だが、彼はその様子をただ見ていた。前にもあったような気がする。彼は笑顔で、笑みを浮かべていたようだった。これにはうんざりだ。彼の気持ちが見たいんだ」と、アサイアソン氏はニューヨークのスポーツラジオ局WFANの『ブーマー・アンド・ジオ』で語った。
「それがアーロン・ジャッジであれ、大谷翔平であれ、この場合はフアン・ソトだが、最高年俸の選手はチームを引っ張っていかなければならない。模範を示す存在だ。そして、それが表立って目に見えないとすれば、元アスリートである私からすると… もしそれが7億6000万ドル(1ドル147円換算で約1124億5500万円)を稼いでいる、リーダーであるべき選手であっても、私はその選手に従わないだろう」
ソトはシティ・フィールドの広さに適応できていないように思われ、彼の15年7億6000万ドルの契約はすでにメッツのファンを不安にさせている。
アサイアソン氏はニューヨークのファン以上に不安を感じているようだ。
ソトはじめ、現在の高額年俸選手たちの契約が今後どのなっていくかは注目だ。2024年にMLBが記録的な利益を上げたことを考えれば、現在の高額契約がこの先も長くトップに留まっているとは考えづらいからだ。
原文:Boomer Esiason rips Mets’ Juan Soto, claims Dodgers, Yankees get more with Shohei Ohtani, Aaron Judge
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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