トロント・ブルージェイズは昨季、94勝68敗でアメリカンリーグ東地区優勝を果たしたが、ワールドシリーズではロサンゼルス・ドジャースの前にあと1勝及ばなかった。
その壁を乗り越えるべく、すでにチーム史上最大のフリーエージェント(FA)契約となった7年総額2億1000万ドル(1ドル155円換算で約325億5000万円)の大型契約でディラン・シースを獲得した。先発投手陣は来季もブルージェイズの強みとなる一方、ウィンターミーティングに向けて幾つかの課題が焦点となる。
1. 打線の中核を打つ強打者
ブルージェイズを取材する記者たちの意見は一致している。シースを獲得した今、次に求められるのは強打者だ。ボー・ビシェットの再契約、もしくはカイル・タッカー、コディ・ベリンジャー、アレックス・ブレグマンといったFA市場のトップクラスのスラッガー獲得が最優先事項だ。『FanGraphs』 によれば、ビシェットがいなくなった場合のブルージェイズの遊撃手の層は21位と低評価であり、ワールドシリーズ進出を果たした昨季でさえ、打線には攻撃力のある選手がもう一枚足りないと感じられる場面が見受けられた。
2. ゲーム終盤を締めくくる投手
ワールドシリーズ第7戦での救援陣の失態はレギュラーシーズンからの課題を浮き彫りにした。ブルージェイズにはジェフ・ホフマンと並んで9回を任せられる信頼できるリリーフ投手がもう一人必要だ。エドウィン・ディアス、ロベルト・スアレス、ピート・フェアバンクスといった名前が候補として挙がっており、地元メディアは「終盤を任せられる投手を少なくとも1人補強する」ことはぜいたくな要求ではなく、必須条件と位置付けている。
3. パワーと柔軟性をもたらす内野手
仮にビシェットとの再契約がまとまったとしても、三塁手と指名打者の補強は必要だ。ブルージェイズのロスターにはロールプレイヤーが多く、爆発力が不足している。打線のバランス、控え選手の戦力低下を防ぐためにも、ブレグマンやホルヘ・ポランコといったFA選手の獲得、ケテル・マルテのトレードでの獲得が噂されている。
ブルージェイズは今オフ、すでにエース級選手の獲得で賭けに出ている。このウィンターミーティングでは、ワールドシリーズ制覇のためにどこまで打線、ブルペン陣の補強を真剣に考えているか、チームの姿勢が見えてくるだろう。
原文:Blue Jays could make more big moves after Dylan Cease deal as three key needs stand out
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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