アスレティックスのシェイ・ランゲリアーズは現地5日(火)の夜、メジャーリーグ(MLB)のキャッチャーとして歴史に残るゲームを送った。
ランゲリアーズはこの日、キャリア初となる先頭打者として出場すると、ホームラン3本に加え、ツーベース、シングルヒットと計5安打を記録した。
Shea sends it ☄️ pic.twitter.com/C1ZVqoTAVb
— Athletics (@Athletics) August 5, 2025
Shea Langeliers goes yard for the second time tonight! pic.twitter.com/fWZL9V91LS
— MLB (@MLB) August 6, 2025
Shea Langeliers THREE-HOMER GAME! 😳 pic.twitter.com/gMgxfGbbaz
— MLB (@MLB) August 6, 2025
MLBネットワークのサラ・ラングス氏によると、3本のホームランは先頭打者として初めて出場した試合でのホームランとしては史上最多記録になった。
また、キャッチャーとして1試合で計15塁打を記録したのはランゲリアーズで史上3人目、1950年以来の初の快挙だった。
Shea Langeliers’ 15 total bases are tied for the most by a catcher in a game since at least 1900, with:
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) August 6, 2025
6/24/50 Wes Westrum
7/6/49 Walker Cooper
h/t @EliasSports https://t.co/Uhv56fuNZ7
(シェイ・ランゲリアーズの15塁打は、1900年以降のキャッチャーによる1試合最多記録に並んだ。ウェス・ウエストラム/1950年6月24日、ウォーカー・クーパー/1949年7月6日)
このほかにも、キャリアで複数回の1試合3ホーマーを達成した史上4人目のキャッチャー(ジョニー・ベンチ、ゲイリー・カーター、トラビス・ダーノー)、1番打者として1試合3ホーマーを記録した史上2人目のキャッチャー(トラビス・ダーノー、2019年)になるなど、この日の試合はランゲリアーズにとって記録づくめの一夜となった。
ランゲリアーズが早々に3本のホームランを打ったため、アナウンサーたちは1シーズンで同じチームの選手2人が1試合4本塁打を記録したことがあったか、話題にし始めていた。これは史上初となる快挙だったが、ランゲリアーズのバットからこの日4本目のホームランは飛び出すことなく、6月に1試合4ホーマーを達成したニック・カーツに追いつくことはできなかった。
関連記事:アスレティックスのニック・カーツがMLB史上最年少の1試合4ホーマーを達成
ランゲリアーズはツーベースでこの夜を締めくくったが、それはレフト線の鋭いあたりでホームランを予感させる打球ではなかった。
結局、歴史的快挙には手が届かなかったが気にはしていないだろう。1試合5安打、そのうち3本がホームランというだけで文句のつけようがない見事なパフォーマンスだった。
原文:Athletics' Shea Langaliers sets 2 MLB records with epic slugging performance
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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