言葉がない。
アスレティックスのルーキー、ニック・カーツは現地25日(金)の夜、ヒューストンで6度打席に立つと、シングルヒット、ツーベース、そして4本のホームランを放った。
6打数6安打、4本塁打、6得点、8打点という驚異的な成績だ。信じられない、完璧と言っていいパフォーマンスだった。
@JayHayKidによると、カーツは22歳でMLB史上最年少の1試合4本塁打を記録した選手となった。
MLB史上では20度目、アスレティックス史上初となる1試合4本塁打でもある。
また、1試合6安打4本塁打はMLB史上2度目の快挙となった(1度目はショーン・グリーン、2002年)。
THE 20TH FOUR-HOMER GAME IN MLB HISTORY BELONGS TO NICK KURTZ! pic.twitter.com/ZQAnLE3fRy
— MLB (@MLB) July 26, 2025
(MLB史上20度目の1試合4ホーマーはニック・カーツが達成!)
なおカーツの1試合4本塁打は、エウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)に次いで今シーズン2人目の快挙となっている。
アスレチックスのルーキーは、メジャー昇格以来好調を維持している。
彼は現在、メジャーリーグ初出場から66試合で最も多くの長打を放った選手として、テッド・ウィリアムス、ボブ・ミューゼル(ともに42本)を抜き去り、ジョー・ディマジオ(48本)に次ぐ史上2位につけている(43本)。
Most extra-base hits in first 66 career games, at least last 125 seasons:
— Sarah Langs (@SlangsOnSports) July 26, 2025
Joe DiMaggio: 48
Nick Kurtz: 43
Ted Williams: 42
Bob Meusel: 42
Yordan Alvarez: 41
Ryan Braun: 41
カーツはこの先も長くプレーするだろうが、金曜夜のヒューストンでのようなパフォーマンスはそうはないだろう。野球界にとって本当に特別な夜だった。
原文:Athletics' Nick Kurtz is youngest player in MLB history to hit 4 home runs in one game
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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