日本時間11月11日、MLBネットワークが2025シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤー(BBWAA新人王)を発表し、アメリカンリーグはニック・カーツ(アスレチックス)とナショナルリーグはドレイク・ボールドウィン(アトランタ・ブレーブス)が受賞した。
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カーツは投票で獲得可能な30票全て1位票を獲得し、満票一致で新人王を獲得した。アスレチックス史上では9人目の新人王となった。
カーツは、2025シーズンのレギュラーシーズンで117試合に出場し、打率.290、36本塁打、86打点、64長打、90得点、出塁率.383、長打率.619、OPS1.002を記録し、本塁打、打点、長打、得点、長打率、OPSの6部門で新人トップだった。印象的だったのは、同7月26日のアストロズ戦で、6安打、4本塁打の大爆発を見せ、MLB史上初の新人による1試合4本塁打を達成した。これは全体でも20人目の快挙となっている。
一方、ブレーブス史上10人目の新人王となったボールドウィンは124試合に出場し、打率.274、19本塁打、80打点、OPS.810を記録した。fWAR3.1はリーグの新人トップで、開幕戦でメジャーデビューを果たして以降、不甲斐ないチーム成績の中でも輝きを放った。リーグ最多の88盗塁を許したものの、ブロッキング能力やリード面でも高い評価を得ている。
過去10シーズンの新人王一覧
| シーズン | アメリカンリーグ | ナショナルリーグ |
| 2015 | カルロス・コレア | クリス・ブライアント |
| 2016 | マイケル・フルマー | コーリー・シーガー |
| 2017 | アーロン・ジャッジ | コディ・ベリンジャー |
| 2018 | 大谷翔平 | ロナルド・アクーニャJr. |
| 2019 | ヨルダン・アルバレス | ピート・アロンソ |
| 2020 | カイル・ルイス | デビン・ウィリアムス |
| 2021 | ランディ・アロザレーナ | ジョナサン・インディア |
| 2022 | フリオ・ロドリゲス | マイケル・ハリス2世 |
| 2023 | ガナー・ヘンダーソン | コービン・キャロル |
| 2024 | ルイス・ギル | ポール・スキーンズ |
