ヒューストン・アストロズは、これまでにも数多くの素晴らしい選手を輩出してきた。その1人、ホセ・アルトゥーベはメジャーリーグ15シーズン目を迎える今季も引き続き素晴らしいパフォーマンスを見せている。
『beisbolfr.com』のフランシス・ロメロ氏が指摘するように、アルトゥーベは現地5日(火)のマイアミ・マーリンズ戦でホームランを放ち、長打数でアストロズ史上3位に躍り出た。
José Altuve moved into third place on the all-time extra-base hits list for the Houston Astros, overtaking Lance Berkman.
— Francys Romero (@francysromeroFR) August 5, 2025
Biggio 1,014
Bagwell 969
Altuve 728
Berkman 727pic.twitter.com/1Oi3wDwqY4
(ホセ・アルトゥーべは長打数でランス・バークマンを抜き、アストロズ史上3位に。)
アルトゥーべのキャリア通算728本の長打数(内訳は二塁打448本、三塁打32本、本塁打248本)は、ランス・バークマンの通算727本を上回った。アルトゥーベは今シーズン、17本の二塁打、1本の三塁打、19本のホームランをマークしている。
アルトゥーベの上に立つアストロズのレジェンド2人、ジェフ・バグウェル(969本)とクレイグ・ビジオ(1,014本)は、アルトゥーベの数字を大きく上回っている。
2025年以降にも4年の契約が残るアルトゥーベがバグウェルを抜き去るにはさらに242本の長打が必要で、アストロズ史上1位になるには287本が必要だ。
アルトゥーベは今季、アストロズの114試合中110試合に出場している。このペースでいけば、2025年シーズン中に52本の長打を記録することになる。この計算通り今季15本の長打をプラスできれば、バグウェルに並ぶには来季以降あと227本の長打が必要となる。
残りの契約期間4年でこの数字を達成するには、アルトゥーベは1シーズンあたり平均56.75本の長打を打てばいい計算となる。健康状態、プレーの質、そして運が伴えば、決して達成不可能な数字ではないだろう。
アルトゥーベにはまた、通算3,000安打という目標もある。こちらは長打数でバグウェルに追いつくよりも現実的な目標だ。現在2,351安打のアルトゥーべは、残り4年で1シーズンあたり約160安打を記録する必要があるが、アルトゥーべにしてみれば過去に何度となく記録している数字である。
100試合以上出場して160安打未満で終わったのは過去に2度しかなく、そのうち1度は158安打だった。
どちらの記録も達成まではまだ道のりはあるが、アルトゥーべが15シーズン目の今年も依然として好調な打撃を続けていることから、3,000安打達成とバグウェルの969長打を追い抜く可能性はある。
もし達成できれば、その伝説的なキャリアにまた一つ、驚くべき章が加わることになる。
原文:Astros' Jose Altuve moves into top-three in team history in impressive statistic
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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