ダスティ・ベイカーがダグアウトに戻ってくる。
2022年のワールドシリーズでヒューストン・アストロズの監督としてフィラデルフィア・フィリーズを破った76歳のカリスマ監督が2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でニカラグア代表チームの監督に就任することをMLBが現地28日(月)にX(旧Twitter)で公表した。
Dusty Baker will manage Team Nicaragua in the 2026 #WorldBaseballClassic! pic.twitter.com/CZGgckKX1Z
— MLB (@MLB) July 28, 2025
(ダスティ・ベイカーが2026年のワールド・ベースボール・クラシックでニカラグア代表の監督に!)
ベイカーは選手として2度のオールスター選出経験があり、1981年にはロサンゼルス・ドジャースの一員としてワールドシリーズ優勝を果たした。現役引退から7年後の1993年に監督キャリアをスタートさせると、サンフランシスコ・ジャイアンツの監督を務め、1993年、1997年、2000年の3度にわたりナ・リーグ最優秀監督賞を受賞した。その間、2002年にはワールドシリーズに進出し、アナハイム・エンゼルスと7試合の激戦を繰り広げたが惜しくも敗れた。
ベイエリアでの任期が終了した後、彼は2003年から2006年までシカゴ・カブスを率い、2007年シーズンを休養した後、2008年から2013年まではシンシナティ・レッズの監督を務めた。
その後、再度の短い休養期間を経て、2016年と2017年のシーズンにワシントン・ナショナルズの監督を務めると、両シーズンで地区優勝を果たした。そして、2020年からはアストロズの監督に就任し、2021年と2022年のシーズンでワールドシリーズ進出を果たし、2022年に優勝を飾った。
2023年、ベイカーはアストロズがテキサス・レンジャーズにア・リーグのチャンピオンシップシリーズで敗退した後に引退し、ジャイアンツのフロントオフィスに野球運営特別顧問として加入していた。
ベイカーはメジャーリーグ史上7位の2183勝を挙げており、これはアフリカ系アメリカ人監督としては最多の勝利数となっている。
原文:Astros fan favorite manager returning for 2026 World Baseball Classic
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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